私自身は今まで9台乗り継いで来ています。
KINTOのサービス内容を見ていて、
「任意保険の高い若い人しかメリットがないな」
と思っていましたが、マイカーの法定点検が続いて出費が続き、車を維持することによるストレスが意外と大きいことを再認識。
KINTOであれば、毎月の支払いは一定で、点検などはトヨタが管理してくれるので、ストレスなく車を楽しめるんじゃないかと思いました。
KINTOとは
トヨタの新車を毎月コミコミの定額で利用できるサービス。
特徴は以下の通りです
■WEBで一括契約可能。頭金0、車検、税金や任意保険料もコミコミの月々定額
自動車を購入する際には販売店に行って交渉して契約。任意保険は別ですので、販売店で契約するかネットなどで探して契約と、とにかく煩雑。
KINTOなら、WEBで契約して書類を郵送すれば販売店で受け取るだけですので、楽ちんです。
また、車検、税金、任意保険料も毎月の金額に含まれているので、急な出費がありません。
車検や点検でディーラーに出すか整備工場に出すか。いくらかかるか心配、、、なんてことも考える必要はありません。トヨタから連絡が来て車を出すだけです。
■保険等級や運転者の年齢を問わない自動車保険つき
免許取り立てで新車を購入。それも事故率の高い(=保険料率の高い)車を買うと、任意保険料はかなりの高額に!
KINTOなら、どの年齢の人が契約しても月々の金額は一緒。
21歳未満なら、KINTOが確実に安いでしょう。
■3年/5年/7年という決められた期間で乗り換えが可能
現金で購入して乗り潰すのが一番安いです。
しかし、年月の経過とともにライフサイクルが変わります。
独身〜結婚したくらいまではコンパクトカー。
子どもが生まれたらスライドドアのミニバン。
子どもが大きくなったらSUV。
など。その時々にあった車を選べるのは魅力です。
どのケースでもお得ということではない
KINTOはトヨタ側にも利益があるから運営しているサービス。
どのケースでもお得ということはあり得ません。
賢い消費者が取るべき行動は、自分が得する時だけ使う、それだけです。
4万円台で新車を乗り続けられる!〜KINTOの支払いシミュレーション
KINTOか現金かローンかどれがお得かは、支払いシミュレーションで確認できます。
KINTOのサイトはこちらからシンプルに、
■車両:ヤリスクロス X GAS 1.5L
■期間:3年
で比較します。
KINTOの場合は月々44,550円で総額1,603,800円。
全年齢の場合は現金だと月々換算64,550円で総額2,323,796円。
35歳以上の場合は現金だと月々換算48,550円で総額1,747,796円。
若い人なら圧倒的にKINTO、35歳以上なら拮抗するということになります。(35歳以上のケースでは3年後の下取りが良ければ逆転します)
3年後には契約終了で、また新しい車を選べます。
4万円台でトヨタの新車に乗り続けられるってすごくないですか?
KINTOが損なケース
■35歳以上の人
21歳以上から任意保険料が安くなっていきます。
対してKINTOは任意保険料込みで一定額ですので、任意保険料が安い人だと、そのメリットがメリットが享受できません。
また、無事故無違反でゴールド免許でも安くなるわけではないのでメリットは薄いですね。
■人気色の人気車を狙う人
KINTOも再販価格(KINTO終了後にトヨタが車を処分する価格)を考慮した月々の金額になっています。
ただ、人気車の場合現金やローンで購入して、3年や5年で売る方がお得なケースは多々ありそうです。
「ありそうです」というのは、3年後の相場は誰も予想ができないですからね。
アルファードは売れすぎてリセールバリュー(売るときの金額)が心配になっていましたが、ハリアーやRAV4は買った方がいいでしょう。
任意保険が高い人ほど得をする
任意保険料はリスクが高い人ほど高くなるもの。
事故率の高い若い人、また、事故をたくさん起こして保険料率が低い人です。
KINTOは任意保険料も込みで一定額なので、普通に任意保険に加入して高くなる人ほどお得度が上がります。
ズバリ、若い人はKINTOがおすすめ
保険料率の面でメリットが多いことはご説明しました。
「若いうちはぶつけても大丈夫な中古車で練習」なんて考えもあるかと思いますが、若い人ほど新車に乗っていただきたい。
予防含めた安全装備は新車が一番充実しています。事故を起こさないことが一番重要ですし、怪我をしないことも大事です。
事故をした場合も最大5万円の自己負担。
購入した場合も任意保険に入っていれば免責で同じくらい払うことになりますが、ポイントは残価を気にしなくてもいいこと。
事故車になった車は、売り時にかなり安く買い叩かれます。KINTOならその心配はないです。
また、安い中古車で壊れて苦労したりするの、好きな人はいいですが、車が嫌いになってしまいそう。
整備がちゃんとついているKINTOであれば、いつでも調子の良い車に乗れて、楽しいカーライフが送れます。
また、支払う金額も一定ですので、急な出費で慌てることはありません。
海外赴任の可能性がある人にも〜解約金免除条項あり〜
筆者自身も常に可能性があるので心配しているのが、海外赴任の可能性。
周りでも、家や車を買った後に海外赴任が決まり、処分に困る話をちらほら聞きます。
KINTOの初期費用フリープランは、基本的には中途解約には残利用料+追加精算金が発生します。
ただ、海外転勤や免許返納時は中途解約金不要なんです。
これは海外赴任の可能性がある人にはかなりいい制度です。
例えば購入してすぐに売ってしまうと、平気で数十万損しますが、KINTOであれば月々支払いした分だけで返却できるのです。
海外赴任の可能性がある人が全員使うと制度が破綻するでしょうから、そっとあなただけにお教えします。
支出の平準化とストレスフリーなところは若い人以外にもおすすめ
最近、自動車税と定期点検、車検がいっぺんに来ました。
2台持っているから余分に大変なのですが、自動車税は合計5万円。
定期点検や車検は10万円くらい飛んで行きました。
点検関係は、ディーラーと入庫の調整から、整備のメニューの選定まで結構面倒。
必要性はなかなか判断できませんが、全部入りにするとすごい請求書になるんです。
KINTOなら、点検はトヨタの方でお知らせしてくれて、中身もお任せ。
いくら何を交換しようが、支払いはなし。月々の支払いだけでいいんです。
面倒ごとを回避できるのなら、むしろ追加で払っても契約したい人は潜在的には少なくないんじゃないかと思います。
注意点〜事故と走りすぎには注意〜
■走行距離制限
3年プランの場合は54,000km、5年プランは90,000km、7年プランは126,000kmとなります。
サンデードライバーなら、3年で54,000km走るのは至難のわざ(関東では)。
通勤に使う人は距離次第ですが、片道20kmで25日出勤で1,000kmですから余裕はあります。
3年54,000km走行した車は距離を走っている方になるので、そのくらい走る人はお得かもしれません。
■事故
事故の場合の自己負担は最大50,000円です。
事故には気をつけた方がいいのですが、事故しても保険料は上がらないし、売る時に金額が安くなることも気にしなくてもいいので、安心ではあります。
もう一つ注意点、返却の際に査定があり、傷があれば精算が必要になります。
車に傷がついた場合は、面倒でも保険を使い都度修理していかないと、最後に痛い出費が発生します。
■改造/喫煙/ペット乗車は不可
改造してはいけないというのは理解できると思います。再度販売するにあたり価値が低下しますので。
喫煙やペット乗車も不可です。禁止事項に抵触した場合は原状回復費用を実費で請求されますので、喫煙者/ペットと乗車の方は利用しない方が無難です。
■自分のものにならない
通常のリースであると、残価を支払えば自分のものになるケースが多いですが、KINTOの場合は不可です。
期間終了後、自分の車の価値が上がっていた(スポーツ系の車両ではよくあることです)場合や、気に入っていた場合も返却が必須となります。
長期間自由に使えるレンタカーと思っておきましょう。
まとめ
金額だけでの比較では、若い人は文句なくお得。
海外赴任の可能性がある人も、リスクヘッジという意味で使う価値はかなり大。
若くない人でも、手間を買うと考えれば十分メリットがあります。
支払いは均等で、メンテナンスなどの管理も楽。
また、事故が起こった場合の自己負担も限られているので、安心して新車に乗れます。
4万円台で3年毎に新車を乗り続けられるのは大きなメリット。
私自身も色々調べてみてファンになりました。
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