キャンピングカー ジル520のサブバッテリー リチウム化(MOVING BASE/ムービングベース)

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私のジル520のサブバッテリーは、2022年にリチウムに変えました。
MOVING BASE(ムービングベース)社製の200Ahです。

当時はあまり情報がない中、取り付けもできて比較的安価なMOVING BASEに決めました。
この記事では、実際のユーザー目線で、MOVING BASEのリチウムイオンサブバッテリーをご紹介していきます。

目次

瀕死だったサブバッテリー

前回のサブバッテリー交換が2019年末。
2年でダメにしました。

その後2年ちょっと使ったわけですが、前回以上にサブバッテリーはひどい状態に。。。
エアコンが動かないのはもちろん、比較的電力消費の少ない冷蔵庫&照明さえ夜中に点滅する状況になりました。

ポータブル電源で補助しながら騙し騙し使っていましたが、そろそろ限界でした。

リチウム化の選択肢

2023年現在、リチウム化にはいくつか選択肢があります。

  1. 自力で部品を購入して装着
  2. 業者に取り付けをお願いする
  3. クレア・エボリューションに買い替え

1. 自力で部品を購入して装着

後付けではこれが主流です。
業者取り付けは2023年現在でもあまり一般的ではなく、自力でやる選択肢を取らざるを得ません。
好きでやってる方も多数いますが。

この中では細かく分けると2通りあります。
・今回取り付けたMOVING BASEやRENOGYような組み立て済みバッテリー
・生セルと呼ばれる電池などいくつかの部品を組み合わせて作る
生セルにチャレンジする人も少なくないですね。

電気を扱うので怖いのは事故。
自己責任の世界ですから。
私は知識がないのと不器用なので、この選択肢は早々に消えました。

2. 業者に取り付けをお願いする

1のように自分で装着できない場合は、業者にお願いすることになります。
しかし、現在後付けで取り付けを行う業者はほとんどなく、あったとしても自社で車両を購入したユーザーのみ。
例えばバンテック直営店で購入した車両だと、持って行く先がありません。

3. クレア・エボリューションに乗り換える

思い切ってクレア・エボリューションを買う選択肢もあります。
1000万円コースですね。

ビルダーさんが膨大なコスト、時間を使って作り上げた商品ですから、信頼性は一番です。
クレアだけではなく、リチウム搭載のキャンピングカーは多数出てきていますので、一番確実な選択肢と思います。

なぜMOVING BASEなのか?〜メーカーなのに取り付けもしてくれる〜

MOVING BASEは、バッテリー単体でも販売されているので自力での装着も可能。
キャンピングカー用に設計されているという事で、鉛バッテリーからの置き換えが容易なんです。

とはいえ私は置き換えすらも怖いので、装着をお願いしました。
装着を依頼する場合でも、商品そのものが置き換えを想定されて設計されているので、作業が簡単。
つまり、短時間/低工賃での作業ができるのです。

取り付けた仕様〜VLS12-200〜

ジル520のサブバッテリーは300Ah。置き換えにあたって、容量は悩みました。
結果としては、200Ahを選択。
納期が一番早かったんですもん。

300Ah鉛→200Ahリチウムはダウングレードか?

鉛の300Ahをリチウムの200Ahに置き換えるとダウングレードになるのか?答えはNoです。

鉛のサブバッテリーは、残量が減るとバッテリー電圧が下がっていきます。
半分消費すると、エアコンなどの大電力を消費するものは厳しくなります。
また使い切るような使い方を続けるとバッテリーを傷めます。
私は2年でダメにしました。。。

対してリチウムイオンバッテリー。
これは最後まで電圧が下がりません。
使い切る時まで電圧をキープできるので、残量が少なくてもエアコンなどの稼働が可能。

エアコンを使う事を想定すると、
・鉛の300Ahはリチウムの150Ah相当分しか電気を使えない
・リチウム200Ahは200Ah分電気を使える
となりますので、リチウム200A優勢になります。

価格は188,000円〜設置含めても24万円〜(2022年当時)

私が取り付けたVLS12-200は188,000円。(2022年当時)
今回3個のサブバッテリーを1個にしたため、配線が余分に必要になっていますが、それでも工賃込み25万円で収まりました。

鉛のサブバッテリー交換は10万円ほどかかります。
それで2年しか持たないことを考えると、決して高い買い物ではないです。
ポテンシャルも、同等以上ですし。

MOVING BASE社のリチウムイオンバッテリーはHappy-Campers経由でご購入いただけます。
現在はラインナップと価格が変わり、同等な仕様にすると以下のようになります。

価格一例(無料でお見積りします)
VLS12-230:249,000円
取り付け工賃:32,000円
=合計:281,000円

管理者がユーザー目線で使用のアドバイス、見積もりを作成の上、取り付け日程を調整します。

私の使い方〜酷暑時はポータブル電源併用〜

ぶっちゃけ、200Ahだと夏場にふんだんにエアコンを使うことはできません。
夜だけならなんとか持つかなという感覚。

ただ、年中それだけ電力が必要かというと、そうでもありません。
めちゃくちゃ電気がいるのはほんの一時、と考え、ポータブル電源の併用とします。

200Ah=2400Wh程度になり、私のポータブル電源(1500Wh)と合わせると4000Whになり、かなり強力。
ポータブル電源は災害用として使えますので、悪くない選択だと思っています。
(真夏でもエアコンが12時間以上稼働できるはず)

装着〜めちゃくちゃ小さく、軽くなる〜

5月某日、静岡県三島市のムービングベース本社に行って、取り付けをしてもらいました。

11時に預けて出来上がったのは14時過ぎ。
その間は代車で遊びに行っていました。

作業前後の写真を見ると、一目瞭然。
明らかに小さくなっています。

重量的には、鉛のサブバッテリーが約20kg x 3個。
新しいリチウムが約20km x 1個ですから、40kgの軽量化になります。

ムービングベースのオフィス
鉛バッテリー
リチウム化後。小さい!

アプリが便利

車両備え付けのバッテリー残量計も機能させてもらっていますが、アプリでも見れるようになりました。
画面が三つ。
・残量や電圧を見れる画面
・リアルタイムで電圧と、バッテリーの充電/放電量が見れる場面。
・セル毎の電圧が見れる画面

車内のどこにいても、リアルタイムで見れるのがいいですね。
今までは、後ろに行かないと見れませんでしたから。

ファーストインプレッションは良好〜軽いって素晴らしい〜

東京に帰るだけの道中でしたが、走り出してびっくりしました。
軽いんです。

元々、空荷の一人乗車ですから軽いんですが、そこから約40kgの軽量化。
軽めの女性が一人降りたくらいの計算です。

3t近いキャンプングカーでも、このくらい違うとわかるもので、走り出しや、高速での加速時にわかります。
また、ブレーキも効きやすくなったみたい。

MOVING BASEのラインナップ

サブバッテリー用のリチウムイオンバッテリーは12V用が3種類、24V用が1種類用意されています。

現在は容量の違うバッテリーを組み合わせて装着することができます。
例えば、VLS12-100 + VLS12-230の組み合わせで330Ahにすることができます。

商品名価格
VLS12-100(100Ah)109,000円
VLS12-230(230Ah)249,000円
VLS12-460(460Ah)477,000円
VLS24-230(230Ah)487,000円

走行中の発電をサブバッテリーに充電する走行充電器も12V用/24V用どちらも用意しています。

サブバッテリーを大容量に変えると標準の走行充電器では充電量が不足しがち。
MOVING CHARGERがあれば大電流を流せるので、充電スピードが劇的に改善します。

工賃含めると安くはないですが、バッテリーとセットで是非装着してほしい商品です。

商品名価格
MOVING CHARGER 12-8095,000円
MOVING CHARGER 24-4095,000円

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当方で、随時Moving Base社と連絡をとりながら進めていく形となりますので、
・Moving Baseの見積もり
・取り付け時期の相談/予約

まで一貫して対応することができます。

以下無料相談フォームから、お気軽にご相談ください。

ちなみに、Moving Baseのバッテリーは受注発注。
公式サイトから購入する場合も、問い合わせフォームからの連絡となります。

\無料のサブバッテリー相談はこちら/

まとめ

キャンピングカー ジル520のサブバッテリー リチウム化のお話でした。
まだ装着したばかりでポテンシャルはわかりませんが、リーズナブルで簡単にリチウム化ができて満足です。

ご質問あれば、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

早速ステッカー貼りました

MOVING BASE公式サイトはこちら

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この記事を書いた人

キャンピングカーZIL520(ジル520)に乗る4人家族のお父さん。
家族4人で分割日本一周中。
子どもが独立したらキャンピングカーで旅しながら働くために日々奮闘するブロガー。Twitterで更新の案内をしているのでぜひフォローを!
趣味はF1とドライブ。

コメント

コメント一覧 (5件)

  • こんにちは。事前の打ち合わせもあるのでしょうが、鉛との交換時間が短いのが驚きです。北海道の冬はいつもマイナスなので、それまで充電されてる分の電気やポータブルの電気を使って、リチウムバッテリーをヒーターで0℃以上に暖めてから充電できるようになるのでしょうね…すぐに充電できない点以外はメリットばかりですね。それと、もうひとつ大きいモデルでも収まるスペースはありますか?交換にはバッテリー以外に充電器とか必要がないのですか?お時間できましたら教えてください。よろしくお願いします。

    • pearladyさん、コメントありがとうございます。
      事前の打ち合わせはあまりなかったのです。
      ジル520は何台もやっているとのことと、鉛からの置き換えができるとのことで、あまり時間がかかりませんでした。
      組み合わせとしては、200Ahはもう一つ入ります。
      また、100Ah x 3でもできますので、必要に応じて選べます。
      充電器はそのままのものが使えて、ケーブルのみ、交換しています。
      ただ、充電器はリチウムの容量に対して力不足なので、交換した方がベターだとは思っています。
      とりあえず一夏使ってみての検討ですね。

      • ご返信ありがとうございますバッテリーとケーブルを取り替えるだけなんて、そちらには色んないいショップがあって本当にうらやましい限りです記事の中の限界電圧⁉️も参考になります。今後のレポートも楽しみにしてます

        • 本当はインバーターと走行充電器も変えると100%の実力を発揮するのですが、電池の置き換えだけでも稼働できるのはありがたいですね。
          取り付けまでやってくださるお店は本当少なくて、静岡まで行ってやっとありました。
          ちょっと知識があれば自分で取り付けもできるようですので、ご検討ください。(私経由で買えば少し特典つきます)
          今後のレポートもお待ちください。私自身、使うの楽しみです。

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