キャンピングカー業界では「快適化」というキーワードはメジャーなのですが、一般の人は不思議だと思います。
だってキャンピングカーって快適だって思うじゃないですか。実はそうではないんです。
キャンピングカー業界の不思議ワード「快適化」2回に分けてお送りする2回目は「走行性能編」です。
1回目の快適装備編はこちら。

キャンピングカーの快適化とは?
キャンピングカーは、はっきり言って買った状態では不完全であることがほとんど。
ベース車に架装を施してキャンピングカーになるわけですが、ベース車部分は商用車ですので、乗用で使うには不満を覚える部分も少なくない。

そこでキャンピングカーオーナーは「快適化」と称して、不満な部分を潰していくわけです。
走行性能の代表的なメニューとは、、、
代表的なメニュー①タイヤ&ホイール
走行性能の鉄板なのはタイヤ&ホイール。
カムロードの場合は標準サイズが195/70R15と、結構細いのですが、これを215サイズに変更すると全然変わるのです。
タイヤはアジリスキャンピングが一番人気。キャンピングカー用の設計ですので、安心して乗れます。
ホイールはLTキャンパーズで扱っているCAM-LTかデイトナが主流ですね。


耐荷重の問題があるので、なんでも良いわけではなく、選択肢が少ないのが残念ではあります。
代表的なメニュー②足回り〜サスペンション交換〜
カムロードはトラックですから、キャンピングカー用にセッティングされている(らしい)とはいえ、足回りは貧弱。
タイヤの次に手を加えるのはサスペンション交換(スタビライ材強化含め)になります。
こちらは後述するエアサスを除くと、シャドウかユーアイビークルの製品が良さそうです。
■シャドウ
シャドウは、フロントの車高調やフロント/リアのスタビライザーも用意していますが、特筆すべきはコイルオーバー式リアショック。
トラックに使われるリーフスプリングは残したまま、それを補助するスプリング/ショックアブソーバーを追加して安定性を高めるというもの。
でも出店しているので、遠方の方はこちらで購入するのもありかと思います。
■ユーアイビークル
こちらは、結構広告で見ます。

元々ハイエースを得意としているショップですが、カムロードにも参入してきていますね。
ショックアブソーバーは標準よりかなり太いものとしていて、重い車体をしっかり減衰し、乗り心地を向上させているとのこと。
近くにこれをつけている人がいないので何とも言えませんが、雑誌での試乗記では良さそうです。
代表的なメニュー③エアサス
1.25tのダイナ(カムロードのベースはダイナです)にエアサスを入れると聞くと驚く人もいるかと思いますが、結構つけている人はいます。
このメニューはが強いのはカーセールスワタナベ。(https://cs-watanabe.co.jp/)
一度乗せてもらった事がありますが、安定感が別次元。
横揺れは少ないですし、狙ったラインを確実にトレースしていけます。
これは羨ましいですね。
ただ、お値段もそれなりに高いです。
代表的なメニュー④ブレーキ
キャンピングカーはベース車の重量ギリギリで制作されていることも少なくなく、ベース車のブレーキでは不足することも。
私のジルはノーマルですが、本当に止まらない。交通の流れを読んで早めのブレーキを心がけていますが、乗用車感覚だと事故ります。
安全性に関わる部分になるので、ここは変えておきたいところ。足回りよりは安価です。
各社がブレーキパッドを出しており、お好みで選ぶと良いと思います。
ユーアイビークルはローターやリアのブレーキシューまで揃えており、予算があればセットがいいでしょうね。
まとめ
キャンピングカーの快適化、走行性能編をお届けしました。
足回りは正直沼ですし、完全な正解はありませんので、タイヤとブレーキから始めるのが宜しいかと思います。
ちなみに、私のジルはタイヤのみ交換です。ブレーキは次回の車検で変えるつもりです。
初めは最低限で、乗っているうちに気になるのであれば、他のメニューに手を出すことをお勧めします。
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