安くキャンピングカーに乗りたいと考えるとしたら、思いつくキーワードは
・中古
・軽
この二つでしょう。
では、中古の軽キャンピングカーは最高にお得か?
答えはNoなんです。
中古 軽キャンピングカーの相場(2022/6)
軽キャンピングカーの相場はどのくらいなのでしょうか?
調べてみてびっくり!の高値でしたよ。
軽キャブコン編〜フィールドライフ・バロッコ〜
人気のバロッコ。
新車価格は¥3,968,800(AT)~となっていますが、オプション込みで乗り出し500万円近くといったところ。
ロングセラーのモデルですので、中古車も少なくないです。
■例:バロッコ4WD/2014年式/7.5万km/339万円
こちらは、テレビやFFヒーターなどは着いています。
新車で今買ったら500万円は行くのでしょう。
ただ、新車はどんどん値上がりしているので、この車体のオーナーさんは400万円台前半で買っているのでしょう。
それにしても、8年落ちの7.5万kmでおおよそ8割程度の値段で売っているのは驚異的です。
軽キャブコン編〜インディアナRV インディ727〜
インディ727もメジャーです。
バロッコよりは安く、新車価格は¥3,433,100(AT)~となっています。オプション込みで乗り出し450万円近くといったところ。
ロングセラーのモデルですので、中古車も少なくないです。
■例:インディ727/2016年式/2万km/389万円
この車両は2016年式。6年落ちですが、走行は少なめの2万キロ。
しかし、389万円となかなかの値段がします。
シャワーなどオプションがついています。ナビもありますが、これは交換前提でしょうね。
軽バンコン編〜オートワン・給電くん〜
人気のオートワン・給電くん。
私の最初のキャンピングカーです。なのでちょっと詳しいです。
ポップアップルーフ仕様は2,623,500円〜ですが、これは最廉価グレードベース。
実際は上級グレードベースで購入するケースが多いので、オプション込みで300万円以上の本体価格になると思います。
■例:給電くん/2015年式/3.8万km/279万円
7年落ちの給電くん4WDが279万円。
私もこれに近い車両に乗っていましたが、車体がオプション込みで330万円くらいでした。
そう考えると全然下がらないなという印象です。
同年式で9.6万キロ229万円の物件もありました。
7年落ち10万キロの軽が新車の7割で売ってるって凄いです。
普通車/ベース車との比較
軽キャンピングカーの値段を、同価格帯の普通車及びベース社と比較してみましょう。
結論から言うと、軽キャンピングカーの中古は割高です。
同価格帯(新車時400万円クラス)の普通車と比較
普通車と比べてみると、キャンピングカーの割高さがわかると思います。
例えば、2014年に420万円だったクラウン・アスリートS。
クラウンといえば、乗用車の王様です。
今、5万キロ程度のものを中古で買おうとすると200万円〜250万円程度。
新車時で同じくらいの価格だった軽キャンピングカーの6-7割になってしまいます。
これはびっくりというか、クラウンお得ですね。
ベース車と比較〜軽自動車自体中古は割高〜
軽キャンピングカーのベース車の相場はどうなっているでしょうか?
びっくりの高値安定状態でした。
ハイゼット
軽キャブコンのベース、ハイゼットだと2014年式で5万キロのものが60-80万円。
ベース車も結構高いというか、値下がりしないんですね。。。
軽トラックは古くなっても需要があるのです。
エブリィ
軽バンコンのベース、エブリィのターボ+4WDは3万キロの低走行の物件で140万円程度。
9万キロ位走っていても、90万円程度となっています。
軽バンも、10年落ち未満で10万キロ未満であればかなり高価ですね。
中古 軽キャンピングカーが割高な理由
結論として、中古の軽キャンピングカーは割高と言うことがわかりました。
理由はこの二つです。
需要が高い
軽キャンピングカーは需要が高いです。
いったん買ってしまえば、自動車税などの維持費はかなり安い。
また、燃費も普通のキャンピングカーに比べて良いです。
リタイヤ後の趣味として旅に出る方も少なくないので、限られた年金の中ではなく旅するにはぴったりなんです。
新車の納期が長い
普通の乗用車の納期の長さが最近問題となっていますが、キャンピングカーはその前から納期が長いです。
理由は、生産体制が強くないから。
大規模な工場を展開する自動車メーカーと違い、キャンピングカーは中小メーカーが多いです。
機械化された生産ラインがあるわけではなく、手作業で製作される部分が多く、数を増やせないんですね。
納期1年以上とか、普通にあります。
オススメは新車軽キャンピングカー/中古バンコン
暗い話ばかりになってしまいましたが、私のおすすめは新車の軽キャンピングカーか中古バンコンです。
オススメ①新車軽キャンピングカー
どうしても軽キャンピングカーがいいのであれば、新車がおすすめ。
新車は安くはないですが、中古車の価格が高いと言うことは、将来売却するときにも高いと言うこと。
資産価値があるのです。
これって結構大事で、上に挙げたクラウンを買うより3年、5年乗った後売却する時の価格は雲泥の差になります。
(今後需要がどうなるかわからないので確実なことは言えませんが)
オススメ②中古バンコン
そもそも、軽キャンピングカーにこだわる必要があるでしょうか?
確かに維持費は安い。でも、乗り出し価格が割高なら、維持費の安さだけでは取り返せなくなります。
軽しか運転できない、軽じゃないといけない所に行きたい、とかではない限り中古バンコンという選択肢があります。
ベース車はハイエースやキャラバン、小さめだとタウンエースバンやバネットになります。
ハイエースは人気なので値下がりが少ないですが、それ以外だとそれなりにこなれた値段になります。
広さは軽キャンピングカー以上ですので、旅するにはもってこい。
車体も余裕があるので、走りも楽ちんです。
安くキャンピングカーを買うためには今の車を高く売る!
お得に買い替えたいと思った場合、新しい車を安く買うよりも今の車を高く売る方が簡単です。
特にキャンピングカーは人気があって安く買うことは難しいですから。
一括査定で複数社に見積もり
今乗っている車を高く売るなら、一括査定で複数社に見てもらうのがオススメ。
申し込みをすると電話やメールで価格を出してくれるので、比較して一番高いところに売れます。
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10万円高く売れれば、10万円値引きするのと同じ効果。
値引きは難しいので、賢く売るのが何より大事です。
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決定した業者と売却手続きを進められます。
一人で複数社と交渉する必要がないのが大きなメリットで簡単。
業者側も欲しい業者のみが応札するので、高値買取が期待できます。
まとめ
中古の軽キャンピングカーは安くないです。割高です。
調べてみてびっくりしました。
どうしても軽じゃないといけないのであれば、新車がおすすめ。
でも、安くキャンピングカーを楽しむならバンコンがおすすめ。
目的をよく考えて、賢い選択をすることをお勧めします。
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