キャンピングカーでエアコンが使えるポータブル電源探し

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私のジル520、先日のスーパーフォーミュラ観戦の際、お湯を沸かそうと湯沸かし器を使ったら、電圧低下を起こしました。
このパターンは一年半前にも発生しており、原因はサブバッテリーの劣化と思われます。

キャンピングカーのサブバッテリー交換、結構高くて10万円くらいかかります。
これを一年半で交換はちょっと辛い、、、と言うのがタイトルの発端。
ポータブル電源があれば、サブバッテリーの補助ができるのではないかというのがこの話の発端。

結論、キャンピングカーで十分使えるポータブル電源は存在しそうです。

※キャンピングカーで使えるクーラーをお探しの方はこちら

目次

本当はキャンピングカーをリチウムイオンにしたかった

本当は、サブバッテリーをリチウムイオンバッテリーに換えたかったのです。
大容量で軽量。同じ容量でも60%しか使えないディープサイクルバッテリーより1.5倍近く使えますし、劣化も少ない。
バッテリーとインバーターを組み合わせれば組み合わせれば換装出来そうなのです。

ただ、換装してくれるショップが皆無に近いのです。

すでに保証期間は過ぎているとはいえ、下手な改造で不具合が起こったら困りますし、私自身は電気の知識はないので修理もできない。
実際、リチウムでの火災事故は何件も発生しているようで、それを聞くと怖いです。
費用は結構頑張るつもりでしたが、現在(2022年4月)安心できる換装の手はないと言うのが、私が調べた限りでの結論です。

サブバッテリー交換かポータブル電源か

そうなるとどうするか。

サブバッテリーを同じものに交換するのは10万円で、寿命は1年半(短っ!)。
どちらにせよやらないといけないかもしれないわけですが、これを1年半ごとにやるのは正直辛い。

そこで候補に上がったのがポータブル電源。大容量のリチウムを組み込んだ製品が結構出てきてます。
これを走行中に充電して、停泊中は外部電源でキャンカーに電気を供給すればキャンカーを改造することなく安定した電力が供給できます

また、「ポータブル電源」として製品化されている商品は、テスト等を行い認証をもらっているので、100%ではないにせよ安全性は期待できます。
量産品となっている分、性能のわりに価格も安いですし。一品ものは高いです。

以上のことを考えると、ポータブル電源で鉛電池の電力を補うのが、現時点での最適解だと考えます。

ただ、ポータブル電源は種類が多い。
どれならキャンピングカーに使えるのでしょうか?

エアコンが動くポータブル電源とは

私のキャンピングカー(ジル520)には家庭用エアコンがついています。6畳用くらいのタイプです。
これを動かすためには、冷房時で1,000Wの容量は必要なよう。瞬間的には1,200Wほどいくようです。

ジル520に装備されているインバーターが1,500Wとなっているので、これが目安になります。
これを超えていれば、キャンピングカー用として使えると判断していいでしょう。

夏旅にはエアコンが必須

キャンピングカーの電源として使えるスペック

定格出力電力は1,500W以上ということはわかりました。
あと大事なのは、バッテリーの容量。

ジル520は12Vで300Ahのディープサイクルバッテリーが搭載されていますので3,600Wh。インバーターは前述の通り1,500W。
同じスペックを満たすためには1,500Wに3,600Whが必要になるわけです。

ただ、ディープサイクルバッテリーは残量が40%以下程度になると電圧が下がりますので、実質全部は使えません。(=60%使える)
一方で、リチウムイオンバッテリーは90%ほどは使えるのですね。
となると、
3,600Wh x 60% = 2,160Wh x 100/90 = 2,400Wh 程度あれば現状と同等。
補助的に使うのであれば1,500Wh程度でもかなりの戦力にあると判断します。

インバーターによるロスについては、キャンピングカー、ポータブル電源両方発生するので無視します。

使い方のイメージ

キャンピングカーの走行中充電して、停泊時に使うのですが、充電の仕方は二種類あります。

一つは、シガーライターから電源を取り出す。
もう一つは走行充電をしているキャンピングカーから、インバーターを介して100Vを取り出す方法です。

シガーライターからだと満充電に10時間以上かかるので、毎日使うには不足する印象。
シガーライターの想定外の使い方ですので熱で車側がおかしくならないかが心配。

一方、インバーター経由で100Vだともっと早く充電することができます。
バッテリーを痛める原因にならないかが心配ですが、家庭用エアコンつけっぱなしで走ることも想定されているので、大丈夫だと判断。

基本的にはインバーター経由100Vで充電して使いましょう。

電圧と周波数、信頼性(PSEマーク)のポイント

スペックだけでなく、電圧と周波数が日本仕様になっているのも大前提。

電圧は、日本の電化製品は100Vとなっています。
周波数は東日本が50Hz、西日本が60Hzになっております。現在は両方対応している家電が多いので、50Hz or 60Hzに対応していればOKでしょう。

信頼性は、電気用品安全法に準拠している証のPSEマークは欲しいところ。
他の認証もありますので、ここでは取り上げませんが、下手すると火災等の危険もある製品ですので、電圧と周波数、PSEマークは要チェックです。

候補1: Jackery ポータブル電源 1500 PTB152

JackeryはAmazonや楽天のポータブル電源ランキングでランキング上位独占状態です。
ポータブル電源といえばJackery。
「売れている=いい」わけではないですが、安心感はあります。

Jackery 1500は、従来1000が最上位だったものの容量拡大版。2021年3月に発売となり、7月にPTB151→PTB152に進化しています。
1,500W(瞬間最大3,600W)に、1,534Whの容量ですので、私の設定した基準にマッチ。
充電時間が7.5時間ですので、結構時間がかかります(PTB151は5.5時間でした)。
2つコンセントつければ4時間らしいですが、そこまでしなくても大丈夫かな。

売れてる実績があるのと、重量が16kgと同クラスでは比較的軽いので、最有力候補です。

なお、50Hz仕様の家電は使えません。(50/60HzはOK)

大きな魅力は、2年間の保証。公式ショップ(直営/Amazon/楽天/PayPayモール)で購入の場合限定ですが、信頼性がわからない商品ですから保証は嬉しいです。

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最安値情報は、こちらが信頼できます。
せっかく買うのであれば、お得な価格で手に入れましょう。

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候補2: BLUETTI AC200P

アメリカのクラウドファンディングで、史上最高額を叩き出した商品。

この製品の特徴は、何といっても大容量。これならエアコン使ってもかなりの時間耐えられそうです。
たくさんポートがあるのは他の製品でも同じですが、スマホのワイヤレス充電に対応しているのがユニークです。
災害用としては、ケーブル持ち歩いていないケースもあるでしょうから、便利ですね。

欠点は重量。30kg近い重量ですが、私は家で充電することもあると思っているので、私の使い方だとちょっと厳しいです。

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後継機のAC200MAXが出ています。
AC200MAXの魅力は、拡張バッテリーを接続できること。
これはJackeryにはできません。

とにかく電気で困りたくない人は、AC200MAXに拡張バッテリーを追加すると最強でしょう。
それなりに資金はかかりますが。

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候補3: ボルトマジック ポータブル電源 PB3000メガ

こちらは本体の容量は少なめですが、サブバッテリーを合わせると脅威の3,000Whを叩き出します。
ただ、セットで買うと約40万円!

キャンピングカーのサブバッテリーと考えると高くはない気もするのですが、補助としてはちょっと高いですね。
シガーソケットで充電できないのも、減点ポイントです。

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候補4: Eco Flow EFDELTA

こちらは、今までに上げた中では一番非力ですので、エアコン稼働には不安があります。

ただ、キャンピングカー店のRVランドでも扱っているということで、信頼感は一番かもしれません。
充電時間も2時間以内ですし、価格もJackeryより4万円も安い。

お得度の高いこのクラスの製品で数年をしのぎ、2,000Whクラスが普及した段階で買い替えというのはありだと思います。

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EcoFlow製品も、価格をまとめているサイトがあります。
更新頻度多めでおすすめです。

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スペックまとめ

Jackery 1500BLUETTI AC200PBolt Magic PB3000メガEFDELTA
定格容量1,488Wh2,000Wh921Wh1,260Wh
AC出力1,500W2,000W2,000W1,600W
重量15kg27kg20kg14kg
充電時間4.5時間(0-80%)約5時間?1.5時間1.6時間
ソーラー対応100Wで22時間対応対応対応
価格(税込)176,000円239,880円184,800円139,500円

追記 1:私はJackery 1500を買いました

この記事を書いて悩んだのですが、5月に最有力候補であったJackery Ace 1500を購入しました。
決め手はブランドネームと保証。それにデザインも気に入りました。

2000の発売はアナウンスされていましたが、早く欲しいという事情もあり、最安値情報を調べに調べて購入。
今思えば、ちゃんと最安値情報を調べたらよかったと、少し後悔しています。

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使い勝手については、こちらにまとめています。災害時にも使えますし、キャンプではきっと大活躍。
ポータブル電源ライフは楽しいです。

まとめ

結局Jackery 1500を購入しましたが、競争が激しいジャンルの商品ですので、日進月歩。
どんどん新しいのが出てくると思います。
ただ、一年たってもJackeryはかなり優位で、いい買い物をしたと思っています。

買い時は本当に難しいですが、その時々の最適解は絶対にあるはず!
今後も情報アップデートしていきますのでご期待ください。

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この記事を書いた人

キャンピングカーZIL520(ジル520)に乗る4人家族のお父さん。
家族4人で分割日本一周中。
子どもが独立したらキャンピングカーで旅しながら働くために日々奮闘するブロガー。Twitterで更新の案内をしているのでぜひフォローを!
趣味はF1とドライブ。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 初めましてのコメント失礼致します!
    同じzil520 乗りです。
    今まさに電気の問題に悩んでおりまして
    車中泊にインバータの電源が落ちたり付いたりを繰り返して、結局落ちてしまいます。
    なんとかエンジンをかけた状態でおやすみをしているのですが、環境にも精神的にも参ってます。
    そこで私もポータブル電源にたどり着いたのですが、教えていただきたいのは電源のスペース場所をどちらにされておりますか?

    また、エンジンをかけ走行する事でポータブルの方に充電ができますか?のご質問でした。
    ショップからは使い終わりは家に持ち帰って
    また充電して車内に持ち込むといった内容でしたので、流石に毎回はキツイなとの印象です。
    どうかよろしくお願いします!

    • 秋丸様、初めまして。
      現状は、エアコン等の大電力を使う機器を使わなくても、電気が落ちてしまう状況でしょうか?

      キャンピングカー サブバッテリー寿命の限界値/交換時期〜停電します〜
      https://happy-campers.net/sub-battery/
      で書いておりますが、このような状況であれば、サブバッテリーが死んでいる状態ですので、ポータブル電源での対策はあまりお勧めしません。
      終始つないでいなければならず、その状態でポータブル電源→サブバッテリーに繋ぐと効率が良くないためです。

      ポータブル電源での補助が有効なのは、エアコンなど大電力を使う場合です。
      エアコンの場合は先にポータブル電源の電気を使うことにより稼働時間が4-5時間伸びます(Jackery1500の場合)。
      また、電気ケトルや電子レンジを使う場合は、鉛のサブバッテリーの保護ができます。(大電力に弱いため)

      サブバッテリーが死んでいるのであれば、サブバッテリー交換が必要だと思います。
      鉛のサブバッテリーを交換していただくほか、オススメなのはリチウム化です。
      ブログで紹介していますムービングベースであれば、20万円程度で200Ahのリチウム(鉛の300Ahに近いパフォーマンスが期待できます)を積めます。
      キャンピングカー ジル520のサブバッテリー リチウム化(MOVING BASE/ムービングベース)
      https://happy-campers.net/moving-base/
      静岡まで取り付けに行ける、もしくはご自分で取り付けができるようでしたら、ご紹介できます。
      他、全国数カ所販売店があります。

      すみません、質問に回答できていませんので、簡単に回答します。
      Q. ポータブル電源の置き場
      A. セカンドシートの助手席側、シートの上に置いています。固定はしていません。走行中座る場所ではないですし、あまり邪魔ではないです。
      Q. エンジンをかけ走行する事でポータブルの方に充電ができるか?
      A. できます。AC電源(コンセント)で充電ができ、Jackery1500であれば4時間ほどで満充電になります。

      ポータブル電源ご検討でしたら、セール情報も記事にしていますので、ぜひご活用ください。
      https://happy-campers.net/jackery/

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