春といえば税金の季節。
一番オーソドックスなのは、請求書に対して金融機関やコンビニでの現金支払い。
近年増えているのはキャッシュレス支払い。
クレジットカードは結構前からありますが、スマホ決済ができる税金も増えてきています。
さて、どの支払い方法がお得なのでしょう?
比べてみました。
国税はクレジットカード払いが若干お得?(還元率1%以上の場合)
まず国税。
個人で払うものは贈与税や相続税が代表的なものでしょう。
クレジット払いのサイト(https://kokuzei.noufu.jp/)がありますので、ここから納付できます。
手数料は以下の通り。
納付税額 | 決済手数料(税込) |
---|---|
1円~10,000円 | 83円 |
10,001円~20,000円 | 167円 |
20,001円~30,000円 | 250円 |
30,001円~40,000円 | 334円 |
40,001円~50,000円 | 418円 |
決済手数料が結構高めです。( 東京都の都税は1万円ごとに73円)
還元率1%のクレジットカードだと、10,000円払った場合ポイントが100円分。決済手数料が83円なので、17円のお得。還元率0.5%なら確実に損です。
■楽天カードは還元率1%でポイントも使いやすいので誰にでもおすすめです
しかし、還元率1%でも、10,001円〜20,000円は167円となるので、10,001円払うと決済手数料が167円。ポイントは100円分なので赤字になります。
損しないためには金額を見て支払い方法を選ぶことが大事ですが、クレジットだと支払いタイミングを遅らせられるので、トントンでも選ぶ価値があるという考え方もあります。
また、JALカードなど、航空会社のマイルが貯まるカードでマイルを貯めたい場合も、選択の余地があるかとおもいます。
都道府県/市町村税も国税と同じくクレジットカード優勢
地方自治体については対応はまちまち。
クレジットカード対応がある自治体、ない自治体があります。
代表的なのは、Yahoo公金支払い。
多くの自治体が加盟していて、自治体ごとに手数料が違うよう。
東京都立川市の固定資産税の場合はこちら。
納付金額 | 納税者手数料 |
~10,000円 | 55円(税込み) |
10,001~20,000円 | 165円(税込み) |
20,001~30,000円 | 275円(税込み) |
30,001~40,000円 | 385円(税込み) |
40,001~50,000円 | 495円(税込み) |
以降10,000円増える毎 | 110円(税込み)ずつ加算 |
還元率1%のクレジットカードでお得をしようとすると、かなりハードルが高い設定となっています。
Yahoo公金払いでなく、独自のシステムを採用しているところもあります。
東京都は都税クレジットカードお支払いサイトで支払いができます。
決済手数料は10000円ごとに80円。
国税の場合と同じく、10000円以下の単位の金額次第で、現金がお得かクレジットがお得かが変わってきますが、40,000円を超えるとクレジット優勢になりますね。
税額 | 決済手数料 |
---|---|
1円~10,000円 | 73円(消費税込80円) |
10,001円~20,000円 | 146円(消費税込160円) |
20,001円~30,000円 | 219円(消費税込240円) |
30,001円~40,000円 | 292円(消費税込321円) |
40,001円~50,000円 | 365円(消費税込401円) |
スマホ決済(PayPay/au Pay/LINE Pay※)がお得
最近はスマホ決済で払える場合もあります。
東京都の場合は、PayPay、LINE Pay、au Pay、d払い、Jcoin、PayB、モバイルレジが使えます。
還元率は以下の通り。
PayPay: 0.5%〜(ステータスによって異なるが、ショッピング同様)
LINE Pay: 1〜3%(チャージ&ペイで支払う場合※Visa LINE Payカード契約者のみ)
au Pay: 0.5%のPontaポイント
d払い/Jcoin/PayB: ポイント付与なし
モバイルレジ: クレジット払いにするとポイントはつくが、手数料も取られる
結論、Visa LINE Payを持っている人はLINE Payがダントツでお得。
au Payを日常的に使う人はau Pay、それ以外の人はPayPayがお得です。
手数料を取られないのは大きく、0.5%以上のポイント還元がまるまる受けられるのです。
PayPay決済は簡単!
まず、納付書を準備します。
コンビニや郵便局に出すやつです。
アプリでバーコードを読み取れば、(画像のここをスキャン部分)、金額が出てきて支払えます。
PayPayは0.5%の還元率からですので、40,800円の支払いの場合、204円のポイントが付与されました。
現金だと1円もつきません。
車検前の自動車税には注意〜納税証明書〜
自動車の車検を受ける際に必要になる納税証明書。
金融機関やコンビニ払いだと、納税証明書が出ますので、それを使って車検を通せます。
キャッシュレス払いの場合はどうなるか?
■軽自動車以外の場合
納税証明書は省略可能となっています。
ただ、納税がシステムに反映されるまで時間がかかるので、5月、6月に車検を受ける場合は省略できないことも。
金融機関orコンビニで支払うか、支払った後に都道府県税事務所へ納税証明書を申請する必要があります。
■軽自動車の場合
納税証明書は省略できません。
私自身、キャッシュレスで軽自動車税を支払い、6月なかばに車検を予約しました。
納税証明書は待っていれば送付してくれるようでしたが、間に合う確証がなかったので、区役所の納税課に出向きました。
キャッシュレス納税でついたポイントは50円。私の手間賃を考えると、全く割りに会いませんでした。。。
車検のための納税証明書は無料で発行してくれます。
まとめ
買い物と違い、避けることができない税金の支払い。
国税は金額を見てお得ならクレジット。
地方税はスマホ決済が使えるならスマホ決済。
微々たる金額にも見えますが、支払いに行く手間も減らせるので、キャッシュレス支払いをお勧めします。
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