前回は道の駅とうべつまでの道程でした。
3日目のメインは旭山動物園。
2015年に行っていますが、子どもたちは小さかったしあまり覚えていなかったです。
移動ばかりではつまらないので、動物園とか子どもが遊べるイベントを入れるのが、子連れ旅のコツです。
3日目 8:00:道の駅とうべつ出発
道の駅とうべつの朝。
この道の駅、建物は新しく、トイレは綺麗。地面は平。
道からちょっと入ったところに位置していますので、仮眠のトラック近くにいなければ静か。
結構涼しかったので、エアコン不要で寝れました。
札幌郊外でこの後北に行くのにも東に行くのにも便利な立地なので、車中泊にはおすすめですね。
出発してすぐに並んだトイファクトリーのキャンピングカー。
何かジェスチャーしてる?
なんだろうと思ったら、上を指さす。
あ、マックスファン(屋根の換気扇)が開きっぱなしでした!
教えてくれてありがとうございます。左に行ったので北に向かうのかな。
9:00:旧札沼線 新十津川駅
旧札沼線新十津川駅と言えば、2016年から廃止となる2020年まで一日1往復の運転となる路線で、日本一終発の早い駅(10:00)として有名でした。
廃線は好きですので、駅に行くと、、、
何もない。
そう、この場所は記念公園として整備されるとのことで、7/16に壊体祭が行われたとのこと。
私が訪れた8/9には跡形も無くなってしまっていました。
こういう廃線跡、観光資産になるので、観光案内所等何らかの形で残す方がいいと思うのですが、余所者の勝手な思いでしょうか。
途中駅は残っている箇所も多かったので、札沼線廃線巡りはまだ出来ます。
新十津川駅を出発して旭川方面に向かうと、すぐ函館本線の線路が見えます。
滝川駅まで4kmほど。バスも出ています。
新十津川駅周辺はそこそこ栄えていましたが、滝川まで行って函館本線使う方が便利だよなと、廃線には納得です。
11:00:旭山動物園駐車場
この日のメインイベント、旭山動物園。
正門前駐車場は満車。西門の有料駐車場に止めました。
正門近くに民間なのに無料で呼び込みをしている駐車場があって怪しいと思いました。
お土産購入や食堂での食事が必須になって、高くつくことがありますよね。
そういう目に遭うくらいであれば、素直に500円払った方が安くつきます。
ただ、旭山動物園正門前の駐車場は旭山コナールというコンテナモールで、物販やカフェをやっている会社が運営。
怪しいところではなさそうでした。
話戻って正門駐車場。左側の係員がいるタイプの駐車場は広くて、幅広のキャンピングカーでも問題なし。
ただ、全長が長いタイプだと要相談でしょう。
通路のサイドにケンケンパが描いてあり安全かつ楽しいですね。
11:05:旭山動物園
言わずと知れた有名動物園、旭山動物園。
「行動展示」で有名ですね。北海道の地元の人だけでなく道外や外国人などの観光客にも大人気です。
子どもたちは触れ合いを楽しみにしていましたが、今回は残念ながらうさぎとモルモットの触れ合いはコロナのため中止。
犬や羊はちょっと触れました。
旭山動物園のユニークなところは「可愛かった、面白かった」だけで終わらないところ。
例えばブタの展示では、「いただきますパネル」として、家畜としてどのように利用しているのかを見ることができます。
肉を食べることは命を食べること。実物と食肉としての部位を見比べることで、「命をいただいている」ということをリアルに認識することができます。
また、羊の毛や鹿の角を実際に触らせてくれるので、触覚でも学ぶことができます。
このような「見せ方」をコストをかけずに知恵を絞って行い、それを続けていること。
これが旭山動物園の人気の秘密なんですね。
猿のコーナー。
ペアで毛繕いをしている猿たちがマッサージをしているようで面白いです。
中には猿用の遊具があって、外には同じものが子ども用に開放されています。
猿はなんなく遊ぶ遊具ですが、子どもだとスイスイは行けず、猿の身体能力の高さがよく理解できますね。
メジャーなところも押さえます。
くつろぐホッキョクグマに迫力満点のトラとライオン。ゾウはいないんですね。(過去にはいたらしい)
こちらも名物、アザラシのトンネル。
泳ぎながら遊ぶようなのですが、館内の真ん中に筒状の通り抜けスペースがあって、時々アザラシが通ってくれるのです。
間近でアザラシが見え、まるで海の中で一緒に泳いでいるみたいですよ。ここは見逃せないスポットです。
規模としては大きな動物園ではないですが、4時間くらいいました。
「何を見せたいか」「何を伝えたいか」をよく考え尽くされていて、とても楽しく勉強になる旭山動物園でした。
16:30:成吉思汗 大黒屋
2週間前に函館で食べたジンギスカン、ちょっと満足できなかったので、旭川で美味しいジンギスカンを食べることにしました。
ネットで見つけたのが
成吉思汗 大黒屋 5丁目支店かなり評判が良くて、しかも開店時間だけ予約を取る形式ですので、早く行けば入れるだろうと予想しました。
16:30に行ったら待ちは数組。これはラッキーと思いましたが、16:30に待ちが発生していることジンギスカン屋、すごいですよね。
待ちが長いので、道を挟んだ向かい側に待合室が設けられています。
駐車場は隣にあって、24:00-19:00が最初の2時間200円、以降1時間50円。19:00-24:00は以降のところが100円に値上がりします。大黒屋のお客さんがたくさん来るのでぼったくり?いや、1時間100円って東京から行く身からすると夢のように安いです。
この駐車場、出口にひさしがありますが、ジルでも通れました。トイレつきキャンピングカーなら、ジンギスカンでビール飲んで車中泊もいいかもしれません。
20分ほど待って案内されました。
メニューは超シンプル。肉と米とサラダとキムチとデザートです。肉のランクもなし。焼き野菜はサービス。気持ちいいくらい潔いです。
アルコールも充実しています。
数量限定の3種盛り合わせ(骨つきT-BORN、ヒレ、ソーセージ2本):2,000円。
肩ロース(700円)4人前(2人前は後から追加)、ランプ(700円)2人前、サラダ(400円)、生ビール(550円)、コーラ(200円)子どものジュースはサービス。
数量限定の3種盛り合わせは量の割に高かったですが、それ以外は激安。肩ロースなんかはこのクオリティのお肉を他のお店で食べたら1,000円以上します。
スタートは店員さんが焼いてくれます。
ジンギスカン、頻繁に食べるものではないので、やり方を教えてもらえるのは正直ありがたいですね。
お肉は臭みは全くなく柔らかい。肉のランクはないのですが、他のお店であれば上とかそれ以上のお肉で、それが700円で食べられるのは至福としか言いようがないです。
会計は7,400円。
出る時に見たら、多くの人が待っていましたが、待つだけの価値はあります。大満足ですね。
18:00:杜のSPA神楽
ジンギスカンの後は絶対お風呂に入りたい!
ということで、杜のSPA神楽に行きました。
ここは特別すごいお湯ではありませんが、色々な種類のお湯があって、しかも旭川市内ではリーズナブル。
駐車場も広くてありがたいです。
19:30:伝説のザンギ!居酒屋うり坊
旭川に、アメブロのブロ友さんのお店があることは認識していましたが、買い物をしたコープからかなり近いことがわかり、ジンギスカンの前に寄っていました。
ザンギを予約して、お風呂のあと受け取り。
東京からの訪問で驚かせてしまいましたが、思わぬ出会いに私も嬉しかったですね。
旅の行き先の話をしたり、おすすめのお店も教えてもらえました。
旭川に泊まるのであればゆっくり食事でもできたらよかったのですが。
こちらの名物は「伝説のザンギ」(750円)。
どのくらい伝説なのか?テイクアウトして先を急ぎます。
※まん防の間はテイクアウトのみの営業のようです
20:20:うり坊のザンギを食す
この日は北見まで走る予定でしたので、先を急ぐのですが、、、ザンギの匂いが気になってしかたありません。
たまらず途中の何もない休憩所でストップ。熊が出そうで怖いです。
子どものゲンコツ大の巨大ザンギが4個。
居酒屋さんのザンギなので味が濃いのかと思いきや、ちょうどいい塩梅。
スパイシーですが、ジューシーなお肉そのものの味を消さない加減。これは美味しいです。2人前買えばよかった。
セイコーマートのザンギより断然美味しいという子どもたちの声。
比較ができてなくてすいません 汗
旅の後半になって何度かザンギを食べた後も、
「うり坊さんのザンギを食べたい」
と子ども達がいうほどで、我が家的には間違い無く伝説でした。
店主も気さくな方ですし、旭川名物伝説のザンギ、おすすめです。
21:30:道の駅 おんねゆ温泉で車中泊
到着する頃は大雨。
道中の国道39号石北峠は怖かった。
結構なスピードが出ますが、人里離れた峠ですので、運転ミスでどこかに転落しても見つからなさそう。
夜運転するところじゃなかったですね。
しかも、翌日からは落石注意で通行止めになりましたから、結構危なかったかも、です。
旭川〜北見の間の(間と言ってもほぼ北見)唯一の道の駅ですから、車中泊は何台かいました。
ザンギと飲みたかったビールで乾杯、就寝です。
この日の走行距離と費用
走行距離: 270km
外食したのと給油があったのでこんなものでしょう。
北海道は1日でよく走るので、平均で5,000円/日くらい燃料代がかかっている気がします。
まとめ
旭山動物園とジンギスカン、そしてザンギの1日でした。
楽しく遊んで美味しいものを食べる、まさに至福の1日でしたね。
翌日は大雨の中知床方面に突撃します。
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