境港〜松江城を回った我が家。
次は旅のメインの一つ、出雲大社。
正直、意外と小さいなと思いましたが、質素でありながら風格があるのが日本の神社。
名物のしめ縄も見れて満足。
ウサギの像がたくさんあるのは、知りませんでしたが、数を数えたりと子どもでも楽し目ます。
出雲大社から1時間ほどの石見銀山も見逃せない。
レトロな街並みが残り、タイムスリップ気分。
そんな五日目のお話です。
21:30: 出雲大社の前のり〜道の駅 大社ご縁広場〜
翌日は出雲大社に行くのですが、どこに車中泊するか?
一番のおすすめは、道の駅 大社ご縁広場。
ここは、出雲大社まで徒歩20分ほど。
出雲大社の駐車場としても案内されるところですので、置きっぱなしで行っても問題ないようです
(ルールが変わる可能性あるので現地で必ずご確認を)
しかも無料ということですので、言うことなしです。
当日はキャンピングカーが多くいましたが混雑とまではいかない印象。
連休の一番混む日だと、かなり混雑するそうです。
車中泊の快適度としては申し分なし。
近くにコンビニもありますし、そこそこ静か。
ただ、便利なところなので、夜中でも入ってくる車があるのは注意ポイントです。
5日目 8:00〜9:00: 出雲大社
混雑する前に出雲大社に行きます。
出雲大社に向かう参道は左右にお店がびっしり。
お土産物屋や飲食店など、魅力的で目移りします。
道の駅 大社ご縁広場からは車で5分ほど。
歩ける距離です。
貫禄の鳥居
聖域への入り口が鳥居ですが、出雲大社の鳥居は風格があります。
後で説明する駐車場ですが、①のメインの駐車場に停めて最短ルートでお参りすると、この鳥居は見れません。
多少遠回りになりますが、この鳥居から入場して、参道を歩くことをお勧めします。
ウサギを探そう
出雲大社には61体のウサギの石像があります
出雲大社とウサギの関係は以下の通り。
大国主大神さまが神々の従者となって大きな袋を背負いながら因幡の国へ赴かれている途次、赤裸となって苦しみ悩んでいるウサギに出会われ治療され助けられたという「因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)」のお話しは古事記に記され、語り継がれています。(出雲大社HPより)
このウサギの石像が、かわいい!
何体見つけられるか、チャレンジしてみるのも楽しいですよ。
縁結びにご利益があります!
出雲大社は大国主大神様をおまつりしています。
大国主大神様は「だいこくさま」として慕われています。
みなさんも聞いたことがありますよね?
縁結びの神様としても有名です。
今では広く“えんむすび”の神として人々に慕われていらっしゃいますが、この“縁”は男女の縁だけではなく、生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための貴い結びつきです。そして、日本の悠久なる歴史の中で、代々の祖先の歩みを常に見守られ、目に見えないご縁を結んで下さっているのが大国主大神様なのです。(出雲大社HPより)
ただの男女の縁じゃなくて、共に豊かに栄えていくための結びつき。
カップルとしての出会いにもご利益がありますが、もっと広い人と人との縁にもご利益がある。
そう理解しました。
有名なしめ縄!
出雲大社といえば、ぶっといしめ縄!
これを見にきたわけです。
このしめ縄は、拝殿というところにあります。
写真ではすごく大きく見えたのですが、建物は意外なほど小さい。
伊勢神宮もそうですが、これが日本の神社なんですね。
華美な装飾やいたずらに大きな建物を持たず、質実剛健を地で行くシンプルさ。
風格が感じられますね。
念願の出雲そば、、、は断念
旅の楽しみはご当地グルメ
そして出雲といえば出雲そば。
小盛りの碗で数種類の味が楽しめるとのことで楽しみにしていたわけです。
しかし、、、朝が早すぎた。
割とゆっくり歩いて、参拝に要した時間は1時間。
9時に空いてる店はほとんどありませんし、だいいちお腹が空いていない。
残念ですが、出雲そばは断念です。
おすすめはこちらから調べられます。
出雲大社駐車場情報
お参りしてから出雲そばを食べたいのであれば微妙ですが、朝早く行けば神社の無料駐車場に入れます。
その他にも駐車場はあるので、出雲大社周辺駐車場(リンク)で調べて行くことをお勧めします。
出雲大社 参拝者駐車場はキャンピングカーでも余裕
私が利用したのは②の出雲大社参拝者駐車場(360台)。
①が満車になるような繁忙期に開放されるようです。
駐車場はかなり大きく、区画も余裕があるのでキャンピングカーでも駐車可能です。
施設概要
10:50〜12:40: 歩ける世界遺産 石見銀山〜子どもにはつまらない?
出雲大社から約1時間。
有名な、石見銀山に来ました。
出雲大社から約1時間。
有名な観光地、石見銀山に来ました。
2007年に世界遺産に認定された、アジア初の炭鉱遺跡なんですって。
江戸時代の街並みが生きているとのこと。
なかなか来れる機会もないので、行ってきました。
子ども向けではなさそうに見えますが、ちゃんと説明しながら歩くと興味を引いていいかと思います。
古いお菓子を買ってあげるのも良いですね。
石見銀山の3つのエリア〜銀山エリア/大森エリア/温泉津エリア
石見銀山には、銀山エリア、大森エリア、温泉津エリアという3つのエリアがあります。
銀山エリア
昔、銀山があったエリアです。
龍源寺間歩や大久保間歩といった坑道、集落跡や製錬所跡があります。
銀山の遺産ですから坑道は是非見たいところですね!
大森エリア
昔の街並みが残る大森エリアは散策に最適。
お店や飲食店もありますが、建物は昔のままなのでタイムスリップしたような感覚が味わえます。
温泉津エリア
古くからの温泉地として知られる温泉津(ゆのつ)地区は、石見銀山へ物資を供給するための重要な港として栄えました。
中国、朝鮮半島との貿易があったため、国際色豊かな街だったそうです。
現在の建物は大正時代に建てられたものが多く、大正レトロな街並みが人気。
立ち寄り湯はいいお湯らしいです。
大森エリア/銀山エリアへは世界遺産センターに駐車→バスで移動
大森エリアと銀山エリア周辺は駐車場がすごく少ないです。
昔々は自家用車なんてありませんでしたもんね。
ですので、世界遺産センターへ行き、バスへ乗り換えます。
銀山エリアに徒歩で行く場合は大森で下車。
レンタサイクルで行くなら大森代官所跡で下車です。
我が家は前日レンタサイクルに乗ったのと、長く歩くのは暑さ的にきついので、大森エリアのみの散策としました。
大森エリアに行くには、大森で下車して、街並みを歩き、大森代官所跡で帰路のバスに乗ることをお勧めします。
江戸時代の街並みを歩ける大森エリア
大森エリアに入ると、江戸時代にタイムスリップした感覚が味わえます。(舗装された道路がなければ)
有馬光栄堂〜レトロな飴屋さんでひと休み
途中、レトロなお菓子屋さんを見つけました。
お店の方が入り口に立っていて、試食を勧めてくる。
試食を頂いたら、お茶も出てきました。
お店の名前は有馬光栄堂。200年続く老舗なんですって。
店内は昔のまま。
有名人のサインがびっしり飾ってありました。
銀山の抗夫たちも食べていたと言われる「げたのは」が名物。
軽い歯ごたえと黒糖の味が素朴で美味しいです。
また、大豆が入った「銀山あめ」も人気。
我が家は銀山あめを一袋いただきました。
現代のあめに比べれば素朴すぎる味。
でも、200年前の坑夫さんと同じ味を食べてるのだと思うとなかなか感慨深いです。
観世音寺〜急坂を登って拝む眺めのいい寺
途中、岩山に立つお寺を発見!
これは見たいでしょう。
着いてきたのは次女だけ。。。
登ってみたら、誰もいないお寺。
次女と二人で異世界にタイムスリップしたみたい。
鐘があった形跡もあって、最盛期は賑やかだったんだろうなぁ。
お寺を後にしようとすると、街全体が見えることに気づきました。
令和の時代とは思えないようなレトロな、なぜか懐かしい風景。
のどかで落ち着きます。
いも代官ミュージアム(石見銀山資料館)
石見銀山の歴史や文化を学べるのが、いも代官ミュージアム。
この建物は1902年に邇摩郡役所として建てられました。
その後中学校や保育園になったのち、1976年に地元有志が買取り資料館となりました。
学校だった頃の名残が残されていて面白いです。
いも代官とは?〜伝説の役人 井戸平左衛門〜
名前の由来となっている「いも代官」
1731年に大森代官となった井戸平左衛門のこと。60歳という高齢での着任でした。
享保の大飢饉の際に年貢の減免、年貢米の放出、商人から寄付金集めを実施。
さつまいもの種芋を薩摩国から移入し、のちに栽培に成功させるきっかけを作った。
このことから、「いも代官」と呼ばれ、長く功績が讃えられています。
展示物
資料館では、石見銀山の歴史を学ぶことができます。
全体の図の模型や、実際に銀山で使われた道具など、一度に学ぶにはもってこい。
鎧も実物を見るのはなかなかレアですね。
13:00: 道の駅 サンピコごうつ(神楽の里 舞乃市)でランチ〜海の幸 大黒食堂か麺やオロチか?
石見銀山やその周辺は、入りやすい食事どころが意外と少ないです。
今回はサンピコごうつで食事をすることとしました。
考えることは皆同じで、かなり混雑していましたね。
(私、サンピコごうつで食事をしたと思っていたのですが、隣接している「神楽の里 舞乃市」でした。)
麺やオロチで辛いラーメン
サンピコごうつのレストラン情報を探すのはかなり難しいのですが(公式サイトがよくない)、2店舗入っています。
サンピコごうつのレストラン
・地産地消の店 大黒食堂
石見和牛、江津まる姫ポーク、ふかわのハーブ鶏、江津の旬魚などご当地名物が味わえるレストラン
・麺やオロチ
ピリ辛のオロチラーメンが名物のラーメン店。辛くないメニューも多数。
大黒食堂はメニューが魅力的だったのですが、1時間以上待つとのことで断念。
麺やオロチで食べることに。
名物のオロチラーメンは程よい辛さで美味しいです。
チャーシュー丼や、各種味のラーメンもありますので、気軽に食べれるところがいいですね。
まとめ
キャンピングカー夏旅2022⑥
出雲大社〜石見銀山の旅でした。
出雲大社で出雲そばを食べられなかったのは痛恨でしたが、朝早くの参拝は気持ちがいい。
ウサギの像は子どもも楽しめました。
石見銀山はレトロな街歩きで大人が楽しめるスポットですが、子どもでも工夫をすれば楽しめます。
この後は、一気に山口まで進みます。
ポータブル電源の調子が悪くて、走行してバッテリーを回復させないといけなくなったのです。。。
そんなお話はまた次回
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