背の高いミニバンやSUV、コンパクトカーが主流の昨今。
だからこそ、真逆にあるスポーツカーにも注目が集まります。
先入観で、スポーツカーは高いとか維持費がかかるということで諦めている人もいるかと思いますが、そんなことはありません。
想像以上にお得で楽しいスポーツカーの世界にご案内します。
スポーツカーの魅力
■デザイン
デザインを重視しているので美しいデザインですし(色々好みはありますが)、内装も走ることに特化した無駄のない仕上げ。
レーシングカーに通ずる、突き詰めた美しさがあります。
オーナーになれば、ショーウインドウに映る愛車と自分の姿にうっとりすること間違いなし!
また、出先で無闇に写真を撮りたくなります。
■走り(走行性能)
モデルによって違いますが、
人車一体感を味わえるロードスターや86/BRZのような車。
早く走ることを追求したGTRやNSXのような車。
どれも、自分が操っている実感を持て、運転好きなら楽しいと思えること間違いなし。
絶対的な走行性能では他ジャンルの車で近いところにあるものもありますが、楽しさという面ではスポーツカーの右に出るものはないです。
スポーツカーの欠点
お勧めするばかりではなんなので、一応書いておきます。
■狭い
2人乗りのモデルは2人しか乗れませんし、4人乗りの2ドアクーペの後席は狭いです。
4人家族では子ども2人が小さくない限り無理というか、小さな子どもがいると乗せ降ろしも大変、ベビーカーなどの荷物が多いということで、無理だと思います。
■目立つ
正直目立つ車ですので、車種と色にもよりますが、近所を走り回っていると、どこに行っていたのかが丸わかり。
■自制心が試される
スポーツカーはスピードが出ますけど、制限速度は一般車と変わりません。
他の車と到着時間は変わらないですし、渋滞の中走っていると、飛ばしたくてウズウズするかもしれません。
渋滞を抜けてアクセルひと踏みした先に警察がいるなんて、よくある話です。
どんな性能の良い車に乗っていても、交通法規を守る自制心が必要です。
スポーツカーがお得な理由①高く売れる
未来永劫続くかどうかわかりませんが、スポーツカーは高く売れます。
以下リンクのMOTAでは、自分の情報を出さなくても買取相場が調べられるので、試してみました。
現行モデルの一例としてはこのようになります。(年式は2017年で合わせていますが、色や状態で変化するので目安です)
・トヨタ・86
年式: 2017年 / グレード: GT(新車価格298万円) / 走行距離: 60,000-65,000 / 色: ブラック / MT → 200万円(▲98万円 / 67%)
・マツダ・ロードスター
年式: 2017年 / グレード: S(新車価格280万円) / 走行距離: 10,000-15,000 / 色: ブラック / AT → 190万円(▲90万円 /68%)
例えば、同じ300万円クラスの車両で他ジャンルはどうなるかというと、
・トヨタ・C-HR
年式: 2017年 / グレード: G(新車価格290万円) / 走行距離: 10,000-15,000 / 色: 青 / AT → 175万円(▲115万円 /60%)
・マツダ・アクセラ
年式: 2017年 / グレード: 15XD Lパッケージ(新車価格270万円) / 走行距離: 30,000-35,000 / 色: 赤 / AT → 115万円(▲155万円 /43%)
このように、人気のトヨタのSUVであるC-HRでも負けますし、ロードスターとアクセラで迷ってアクセラを買ったら65万も差が出ます。(新車価格差含め)
ちなみに、ロードスターのように3年間の寝落ち90万円は、コンパクトカー以下になります。
・マツダ・デミオ
年式: 2017年 / グレード: 15XDツーリング(新車価格200万円) / 走行距離: 15,000-20,000 / 色: 赤 / AT → 91万円(▲109万円 / 46%)
3年で乗り換えることを考えると、300万円のスポーツカーを選ぶのと200万円のコンパクトカーを選ぶのでは、少なくとも車両代としてはトントンで収まる可能性があります。
スポーツカーがお得な理由②ちょっと古くなるとプレミアがつく(かも)
今、「ちょっと古い」スポーツカー人気が爆発しています。
スポーツカーは車種が限られており、販売台数もそれほど多くないこと。
また、環境規制や安全規制で、年々制約が増えていく中で、シンプルな昔のスポーツカーが好まれること。
などなどが理由に挙げられます。
それにしても、結構な値段がついていてびっくりな訳ですが、またMOTAから一例を挙げてみます。
・ホンダ・S2000
年式: 2000年 / グレード: 標準(新車価格340万円) / 走行距離: 75,000-80,000 / 色: 青 / MT → 250万円(▲90万円 / 74%)
・マツダ・RX-7
年式: 2001年 / グレード: RS(新車価格380万円) / 走行距離: 110,000-115,000 / 色: 青 / MT → 330万円(▲50万円 / 87%)
但し、どのモデルでもプレミアがつくかと言えばそうでもないです。
例えばキープコンセプトでモデルチェンジを続けるロードスターは初代の限定車以外はそれほど良くないですし、Zも先代(Z33)はイマイチ。
限定車や、その代限りで絶版となるモデル、次の代からコンセプトが変わるモデルなどが狙い目となります。
スポーツカーがお得な理由③国産なら維持費はそれほど高くない
国産車、それも新車であれば、最初の5年はそれほど維持費が高くないことが期待できます。
例えばGT-Rなどは、消耗品が非常に高いことが知られていますが、庶民派スポーツカーであればそんなことはありません。
燃費も現代のスポーツカーは悪くなく、ロードスターだと16.8km/L.
ハイブリッド車には及びませんが、ガソリン車のコンパクトカーと比べてもそれほど悪くなく、気持ちいい走りを考えると納得ではないでしょうか?
おすすめ①マツダ・ロードスター
ここからはお勧め車種のご紹介です。
1989年にデビューして世界に衝撃を与えたマツダロードスターは、現在4代目。
排気量を1.5Lに落とし、軽快さを重視した原点回帰のモデルです。
スペックは平凡ですが、走りの気持ちよさは一級品。
デザインも、マツダらしいかっこいいデザインとなっています。(写真なくてすいません)
値段もお手軽ですので、どなたにでも進められるモデルとなっています。
おすすめ②トヨタ・GR86/スバル・BRZ
2012年に発売されたトヨタとスバルが共同開発したのFR(後輪駆動)モデルの2代目。
2021年秋に新型が発売されます。
2代目はボディがよりセクシーになり、スポーツカーらしい外観となっています。
走りについては未発表ですが、初代同様の軽快感のある楽しい走りが期待できます。
人気車になることは確実ですので、デビューと同時に乗り出せば、5年後は現行でしょうし、その際の買取金額は期待できそうです。
おすすめ③トヨタ・GRヤリス
スポーツカーといえばクーペ型をイメージされる方も多いと思いますが、こちらはハッチバック。
ラリーで走るために生まれた車です。
ハッチバックなので荷物も積めますし、3ドアなので若干不便ですが、4人乗っての移動もできます。
走りは、めちゃくちゃ速いらしいです。
こういうコンセプトの車は今後出にくいでしょうから、買取も高値安定でしょう
おすすめ④ホンダ・S660
これは最近受注終了になってしまいました軽のオープンスポーツです。
スーパースポーツであるNSXと同じMRレイアウトを取り、専用設計という贅沢な作り。
荷物を置くスペースはほとんどない割り切りですが、それもスポーツカーらしいです。
軽なので維持費も安いのでセカンドカーにピッタリなのですが、販売終了が惜しいです。
ディーラーに在庫があれば、即買いですね。
お得な買い方①カーリース
スポーツカーを買おうと思っても、お金が、、、という方。
カーリースだと、低い費用で乗りことができます。
例えばMOTAカーリース。
ロードスターを7年ボーナス併用払い(137,500円x14回)だと、月々22,880円で乗れます。
特徴は頭金ゼロ、税金はリース料に含まれていることと、車両はリース終了後にはもらえること!
これなら気軽に乗り出すことができますね!
同様のサービスを行なっているカルモくんも、リース終了後は車をもらえます。
また整備費込みのリースもできるので、車検代も含めて月々定額払いができるメリットも。
お得な買い方②愛車を高く売る
安く買うのも方法ですが、愛車を高く売ることで資金を捻出することも手段として考えられます。
ディーラーに下取りに出す場合は、ディーラーの言い値になります。
同じメーカーでの乗り換えであればそこそこの値段で引き取る例もありますが、他メーカーの車両だと、買い取った後に転売をするためマージン分が安くなります。
まずは、中古車買取サイトに登録をした上で、条件がいい会社に実際に査定をお願いすることをお勧めします。
出張査定でも気に入らなければ断れますし、何社かに聞いた上で納得の会社に売ると満足度が高いです。
まとめ
国産スポーツカーがお勧めな理由、
・美しいデザインや人車一体感のある気持ちいい走りが魅力的
である上
・リセールバリューがよく、維持費も意外と安いので、お金がかからない
ということでした。
今後、いつまでガソリン車が残るかわかりませんが、めちゃくちゃ楽しいですので、チャンスがあるのならばせめて検討してみて欲しいと筆者は思います。
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