ヨーロッパの中でも穴場とされる「バルト三国」。
歴史と自然が美しく融合したこのエリアに、阪急交通社のツアーで私たち40代夫婦が参加してきました。
参加者の年齢層は?
移動や観光のペースは40代に合っている?
現役世代でも楽しめる内容なの?
そんな疑問を出発前に抱えていた私たちが、実際に6日間の旅を体験してわかったことを、全5回に分けてお届けします。
- 阪急交通社のバルト三国ツアーを選んだ理由
- 40代夫婦が参加して感じた事前の不安と期待
- 実際の参加者の年齢層や雰囲気
- 出発〜ヴィリニウス到着までの移動の様子
- 初日の観光(ヴィリニウス旧市街・トラカイ城)とホテル事情
第1回は、ツアーに申し込んだ理由から出発当日の様子、そしてリトアニア・ヴィリニウス観光までを詳しくご紹介します。
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シニア向けのバルト三国ツアーに、40代夫婦で参加してみた
なんでバルト三国に行くの?
バルト三国に行くというと、必ず聞かれました。
妻は、リトアニアの杉原千畝さんが働いていた旧日本大使館にずっと行ってみたかったそう。
私は特に思い入れはなく、定期的に送られてくる阪急交通社のパンフレットをパラパラみて、妻が行きたいと言ったことと、日程と予算が合っていたから決めました。
選んだのは阪急交通社の「バルト三国ハイライト 6日間」。
この手のパックツアー、しかも大型連休ではないので、参加者はシニア層が多そうなイメージ。
私自身、個人旅行で自由に行動するのが好みですし、合うのか少し不安でした。
しかし、実際に参加してみると、対象年齢層が高めだったが故に行程は楽でしたし、お任せで連れて行ってくれるのも快適。
想像以上に楽しい旅になりました。
なぜ阪急交通社のバルト三国ツアーに決めたのか?
私たちがこのツアーを選んだ理由は主に3つあります。
今回のバルト三国については阪急交通社のツアーが私たちのニーズに合っていましたが、他社と比較することをお勧めします。
① 短期間でも3カ国をしっかり回れる効率の良さ
6日間(機中2泊含む)という短めのスケジュールながら、リトアニア・ラトビア・エストニアの3都市を網羅できる点が魅力でした。
仕事の都合上、長期の休みを取るのが難しい私たちにとって「有給3日+土日」で行ける海外ツアーは貴重です。
② 料金がリーズナブル
燃油サーチャージなしで約25万円。
個人旅行であれば航空券だけでももっと高いです。
ヨーロッパ方面にしてはお得感がありますし、背中を押すに十分な条件でした。
他の参加者と話しても、この低価格が参加の理由の大きな要因になっていたようです。
③ 旅行会社の信頼感と魅力的な構成
阪急交通社のツアーは以前妻が参加したことがあり、信頼感があります。
また、低価格ツアーでよくある「お土産物屋」が組み込まれていることがないことも魅力でした。
ツアー参加者の年齢層は?やはり60代以上が中心
空港で集合して驚いたのは、参加者のほとんどが60〜70代のご夫婦または一人参加の方だったこと。
40代の私たちは、他の参加者から「新婚旅行?」「最年少かと思った」なんて言われました。
女性ペアや一人参加で、30代と思われる方はいらっしゃいましたので最年少ではありません。。。
初めての海外旅行!的な行き先でないので、皆さん旅慣れした雰囲気。
ですが、結構自由に行動される方も多く、歩くペースもゆっくりなので、乗り継ぎ時間がない時など添乗員さんは大変そうでした。。。
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夜の成田空港
夜遅い便で成田を出発する時に気をつけないといけないのは、飲食店が早い時間に閉まる点。
夕飯を抜いて「成田で晩御飯食べればいいや」と20時すぎに成田に着いて先にチェックインしたりすると、選択肢は無くなります。
今回私たちはターキッシュエアラインズのラウンジで夕飯を食べるつもりでしたが、ラストオーダーは終わり軽食の残りがあるのみ。。。
お酒を飲みながらつまむ程度で、残念な感じでした。

成田からワルシャワ経由、ヴィリニウスへ
成田空港を22:50に出発。利用したのはポーランド航空(LOT)のLO80便。
初めてのポーランド航空、エコノミークラスでしたが、機内は清潔で、食事は美味しかったです。
ただ、シートピッチは狭めで結構窮屈。
その上、今はロシア上空を飛べないので飛行時間は長い。
そして、仕方ないことですが機内エンターテイメントは日本語対応のコンテンツ少なめで選択肢が少ない。
ちょっと修行でした。
朝6時頃にワルシャワに到着後、乗り継いでリトアニアの首都ヴィリニウスへ。
こちらのフライトは少し揺れましたが、所要時間は約1時間30分で、午前中には到着。
空港のターンテーブル近くにATMがあったので、エポスカードでユーロを調達します。
空港の両替所は手数料が高いので割高。
ATMでキャッシングすれば、ATM手数料と金利だけで外貨が手に入ります。
キャッシングの金利は長く借りれば高くなりますが、帰国後即返済すれば大丈夫!
エポスカードなら国内あちこちにATMがあり返済ができますし、振り込みでも返済可能です。

ポーランド航空の機内食
ここでポーランド航空の機内食をご紹介します。
往路(LO80)一回目。
出発一時間半後、日本時間の0:30ごろに配布。
ビーフを選んだら牛肉の煮込みが出てきたのですが、これが柔らかくてめっちゃ美味しい!
往復でいちばん美味しい機内食でした。

往路二回目。
トマトのパスタでした。これは普通。

ついでに復路二回目(LO81)。
(一回目はラウンジで食べた後なのでパスしました。)
チーズたっぷりのパスタです。

ヴィリニウス観光スタート!世界遺産の旧市街を歩く
午後からさっそく観光開始です。
到着初日は、以下のスポットを巡りました。
- ◎聖ペテロ・パウロ教会
- ○夜明けの門
- ○市庁舎広場
コンパクトな旧市街で、バスで近くまで行ってくれるので歩く距離はそれほど多くありません。
観光後には1時間の自由時間があり、私たちは街を歩き回りましたが、カフェなどで休憩するのもお勧めです。
路地は美しく、旧市街のヨーロッパらしい雰囲気に癒されます。

聖ペテロ・パウロ教会

聖ペテロ・パウロ教会は、外観は落ち着いたバロック様式ですが、中に足を踏み入れると一気に息をのむ美しさが広がります。
天井や壁一面を覆う真っ白な漆喰彫刻は、なんと2,000体以上。
天使や聖人、花や動物など細部まで繊細に彫り込まれており、光の差し込み方によって表情が変わります。


この教会は17世紀に建てられ、戦争や火災を乗り越えて今も当時の姿を保っているとのこと。
観光中も信者の方が静かに祈りを捧げており、厳かな空気が漂っていました。
他のツアーも多く見学していました。
私たちは約15分ほど滞在しましたが、写真を撮る手が止まらないほど見どころが多かったです。
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夜明けの門

旧市街の東側に立つ「夜明けの門」は、16世紀に築かれた城門のひとつ。
かつては城壁の一部として街を守っていましたが、現在は巡礼地としても知られています。
門の2階部分には「聖母マリアのイコン」が祀られており、カトリック信者や観光客が絶えず訪れ、静かに祈りを捧げていました。
ガイドさんによれば、このイコンは奇跡を起こすとされ、多くの人々の信仰を集めているそうです。
市庁舎広場

旧市街の中心に広がる「市庁舎広場」は、ヴィリニウス観光の拠点ともいえる場所。
周囲にはカフェやレストラン、土産物店が並び、観光客や地元の人々でにぎわっていました。
広場の中央に立つ白い市庁舎は、18世紀に再建されたネオクラシック様式。
正面の三角屋根と列柱が印象的で、記念撮影にもぴったりです。
自由時間はこの市庁舎広場を拠点に見学しましたが、途中で雨が降ってきて雨宿りをする羽目に。。。
これもいい思い出です。
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中世の城「トラカイ城」へ小旅行
ヴィリニウス観光の後、一旦ホテルにチェックイン。
ホテルでゆっくりする選択肢も与えられ、希望者は再度バスに乗り込み約1時間でトラカイ城へ。
階段を登るので、足腰に自信がある人でないとしんどいかと思います。
湖に囲まれた赤レンガの城は、まるで絵本の世界!

室内はこんなかんじ。
おもてなしをする部屋だったかと思います。

意外と暑かったのでアイスクリームをゲット。
こういう買い食いも旅の楽しみです。

ヴィリニウスのホテルで初日の夜を過ごす

観光を終えてヴィリニウス市内へ戻り、ホテルに到着したのは18:30頃。
宿泊先はパノラマホテル。
結構古いし、部屋は暑くて評判はイマイチでした。
ただ、エレベーターあり、シャワーの水圧良し、駅前なのでスーパーも徒歩圏にあり、寝るだけであれば問題ありませんでした。
ローカルスーパー「iki」で夕食の買い出し

日本から出発以来ゆっくり休めていなかったので、周辺のレストランに行くことは早々に諦め、スーパーで買い出し。
リトアニアのローカルスーパー「iki 」での買い物に挑戦しました。
暖かいお惣菜は量り売り!
角煮みたいな大きな塊肉が気になって気になって、ジェスチャーで注文をしてみました!
希望する惣菜を指差して、少し大きかったので切る仕草をやったら。いい具合にカットしてくれました!
調子に乗ってチャーハンも注文。
お肉は少し脂っこかったですが、程よい硬さでジューシー。
チャーハン?ピラフは粘り気が少なすぎですが、そこそこ。
異国で予備知識なしに買った割には上出来です。

しかし、箸やフォーク、スプーンを持参していなかったので買う羽目に。。。
今回の塊肉はフォークが、チャーハンはスプーンが必要だったので、携帯用カトラリーを持参することをお勧めします。
私たちは買いましたが、それほど使い勝手は良くなかったです。。。

まとめ
旅の初日は、成田から長時間のフライトを経て、リトアニアの首都ヴィリニウスへ。
世界遺産の旧市街や聖ペテロ・パウロ教会、夜明けの門、市庁舎広場といった名所を巡り、湖に浮かぶような美しいトラカイ城も訪れました。
想像していた以上に移動や観光のペースはゆったりしていて、40代の私たちでも十分に楽しめる内容。
参加者の多くがシニア層という安心感と、添乗員さんに任せられる気楽さで、初日から充実した時間を過ごせました。
次回は、リトアニア第二の都市カウナスへ。
日本人として胸が熱くなる杉原千畝記念館の訪問や、祈りの地「十字架の丘」の幻想的な風景をご紹介します。

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