東京の西のはずれ、八王子にある高尾山。
東京都民にとっては手軽に山登りができるスポットとして有名です。
それどころではなく、ミシュラン三つ星になって以降は人気が波及し、コロナ前は外国人も多数。
6月〜10月には山のビアガーデン、ビアマウントがオープン。
適度の運動の後の最高のビールを求めて、行ったら最高でした。
9:00:Mt. TAKAO号で新宿駅を出発
旅の始まりは新宿駅。
今回は初めてMt, TAKAO号で高尾山を目指すことにしました。
新宿から電車で高尾山へ行く方法は3つ
高尾山に向かうには、
①京王線Mt. TAKAO号で直通。(800円/43分)
②京王線で高尾山口まで(京王八王子行きで北野乗り換えが多い。390円/55-60分)
③JR中央線で高尾まで行き、京王高尾線で高尾山口まで行く。(700円/55分)
の3パターンあります。
私のおすすめは①か②。
②は、新宿からだと始発で座って行けますし、安いのが何より魅力。
京王線は庶民の味方なのです。
①は、座席指定券が必要になりますが、リッチな気分は抜群。
京王で座席指定はこれだけですからね。
途中駅で人が乗ってこないですし、とにかく快適な旅が楽しめます。
座席指定で快適に直通できるMt. TAKAO号
今回利用したMt. TAKAO号は京王初の座席指定の有料特急。
正直そんなにゴージャスではないですが、進行方向に二人で座れて、しかも空いている。
子ども料金はないのでファミリー的にはちょっとした出費ですが、それを上回る快適さはあります。
カップルにもおすすめですね。
京王線の高尾山きっぷがお得
京王線で高尾山口まで行って、ケーブルカーやリフトを利用するなら高尾山きっぷがお得。
京王線往復とケーブルカーorリフトの片道/往復乗車券のセットが2割引なんです。(12/31-1/3は発売なし)
京王線各駅から設定があり、券売機で購入できます。
新宿からの料金は
【往復ケーブルカー/リフト利用】
通常料金:新宿〜高尾山口 390円 x 2 =780円 + ケーブルカー/リフト往復950円 = 1,730円
高尾山きっぷ:1,390円
【片道ケーブルカー/リフト利用】
通常料金:新宿〜高尾山口 390円 x 2 =780円 + ケーブルカー/リフト片道490円 = 1,270円
高尾山きっぷ:1,030円
となり、結構な差額になります。
9:43:高尾山口駅到着→山登り開始
ビルばかりの風景から建物が低くなって、多摩川を渡ってからもだいぶ走り、終点の高尾山口。
のどか、というか何もない!
これ、酔って寝過ごしたらやばいやつですね。
私は八王子っ子なのでお店とかがそれほどないことは知っていましたが、ここで誤算が。。。
おやつ難民になる〜おやつは地元で買っていきましょう〜
高尾山口駅併設の売店、閉店するらしく売り尽くしセール中。
ええー!ここでおやつのハイチュウを買うつもりだったのに!
家の近所のスーパーで私が事前に買っておいてもよかったのです。
でも、お出かけして買ってもらうおやつって特別じゃないですか。
その想いが、、、リサーチ不足でした。新宿で買えばよかった。。。
ケーブルカー駅近くのお土産物屋街も回りましたが、普通のお菓子は皆無。
観光地ってそんなもんですかね?
昭和レトロなお土産物屋さんで見つけた金平糖。
これで勘弁してもらいます。
ふもと〜高尾山頂に行くのは3コース
高尾山のコースマップには1-6号路と稲荷山コース、高尾山・陣馬山コースがあります。
このうち、ふもと〜山頂に行くのは1号路、6号路と稲荷山コース。
子連れ登山的には、途中ケーブルカー/リフトと合流できて撤退ができる1号路がおすすめです。
コース名 | トイレ | 全長 |
---|---|---|
1号路( 表参道コース ) | 5ヶ所 | 3.8Km |
6号路( びわ滝コース ) | 2ヶ所(清滝駅、山頂) | 3.3Km |
稲荷山コース( 見晴らし尾根コース ) | なし | 3.1Km |
6号路を選択
1号路は整った道で、いまいち野性味が足りない。
稲荷山コースは前回行ったし、尾根ということは暑いんじゃなかろうか?
6号路はびわ滝コース、ということは涼しそう!
という安易な気持ちで6号路を選びました。
ケーブルカーの駅を横目に脇に入り、森林の中を歩きます。
木陰は若干涼しくて気持ちいいですが、だんだんゴツゴツしてきます。
水分を根こそぎ忘れたことに気づく→沢の水を飲む
歩き始めて、大切なことに気づきました。
長女、凍らせたポカリを家に忘れてきました。。。
そして、私もお茶を準備までして家に忘れたことにも気づきました。
次女は電車の中で水をほとんど飲みきり。
我が家、妻以外ほとんど水分を持ってない状態に。
ちょっとやばいなぁと思いつつ登っていると、沢を発見。
水質検査をされているわけではないので完全に自己責任の世界ですが、水が飲めました。
味も変ではなかったですが、オススメはしないです。
金平糖で糖分を補給して、先を目指します。
これ道じゃないよね?的な木の根や沢を登っていく
歩き進めていくとどんどん険しくなるのが6号路。
これ道?っていうような、木の根しかないところを通らされます。
うちの子たちはある程度大きいので通れますが、小さい子は厳しいかも。。。
そして、水しかないところも歩きますよ。
布のコンバースなんて履いていったら一発アウトです。
気をつけながら、石の上を歩いていきます。
足を殺しにくる最後の階段
高尾山の標高は599m。
途中まで登りが緩めだなぁと思っていましたが、最後がきつかった!
2021年にリニューアルされた階段。
380段あるらしいです。
緩やかなところも階段として整備してあって歩きやすくなったとのことですが、それでもきつい!
階段が一段15cmだとすると、57m分になるので、なんとビルの19階分になります。
翌日筋肉痛になったことは言うまでもありません。
11:55:山頂到着
階段ゾーンが終わり、少し歩いたら山頂!
視界がバーっとひらけて気持ちがいいです。
展望台から、富士山見えました!
冬なら空気は澄んでいますし、もっと雪被ってて見つけやすいと思います。
そして、山頂はたくさんの登山客で賑わっています。
日陰はシートを広げてお昼を楽しむ人がたくさん。
売店や食堂もすごく賑わってます。
高尾山薬王院
お腹が空いたので、山頂には未時間時間の滞在ですぐにおります。
山頂からケーブルカー高尾山駅周辺までは40分。
ケーブルカー利用でも山頂まで行くと、立派な山登りができます。
途中にあるのが高尾山薬王院。
ここは初詣の時はすごくたくさんの人が訪れます。
今回は急いでいたので、ゆっくり参れませんでした。すいません。。。
13:00:山のビアガーデン!高尾山ビアマウント
空腹の身体を引き摺りながら歩くこと30分。
ビアマウントに到着しました。
営業開始はランチにはちょっと遅めの13時。
30分前に整理券をもらったら70番台でした。
結構人気なのね!
料金は大人4,200円、小学生は1,700円ですから我が家は大人2 + 小学生2で11,800円。
飲み放題がついていますし、場所代もあるので納得です。山頂の茶屋でもそこそこしますし。
高校生以上は4,200円になってしまうので、お酒飲めない人/年代はちょっと損だなぁと思いました。
メニューはこんな感じです。
メニュー
地元料理:八王子野菜のサラダ、八王子ラーメン、八王子ナポリタン
定番:おでん、焼き鳥、焼きそば、餃子、特製ジューシー唐揚げ、窯焼きピザ・・・
日替わり:コラーゲンたっぷり手羽元煮、明太ポテサラ、疲労回復に棒棒鶏、玉ねぎ焼き、ロールキャベツ・・・
フルーツ&デザート
ビアガーデンですからお酒は充実!
ビールが4社揃っているので、ビール会社の社員の方も安心です。
ビール
アサヒビール:スーパードライ、マルエフ黒、ドライゼロ
キリンビール:一番搾り、一番搾りフローズン(期間限定)、ハートランド、ハイネケン
サントリービール:パーフェクトサントリービール、ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール
サッポロビール:黒ラベル
その他のお酒
日本酒:旭川・男山、高尾の天狗~季節限定
焼酎:芋焼酎、麦焼酎
その他:ワイン(赤・白)、ハイボール、カクテルベース、各種サワー
果実酒ソフトドリンク:ビネガードリンク、ウーロン茶、オレンジジュース、コカ・コーラ 等各種
我が家は2階の展望台に確保しましたが、こちらにも料理があって便利でした。
並び列も少ないので、結構おすすめ。
私が取ったものは、色があまりないですね。。。
焼き鳥、餃子に、イカの唐揚げ。
麻婆豆腐にチャーハンに。。。
美味しかったのが八王子ラーメン。
こう言うところのラーメンって期待できないのですが、生麺を茹でていて麺がしっかり。
味もちょっと煮干し風で、八王子ラーメンらしさが出ています。
これは必食ですよ!
麻婆豆腐も、こう言うところ特有の毒にも薬にもならない味ではなく、スパイスがしっかり効いています。
料理のクオリティは、想像以上というか値段相応にはなっています。
我が家が行ったのは二階の展望席。
実際は日陰になる内側に行きましたが、開放感がすごい!
夏なのでそこまで遠くは見渡せないですが、八王子の街と多摩地区がバーっと見渡せます。
夜は夜景も綺麗なんですよ!
多摩地区に職場があれば、仕事帰りの飲み会利用もおすすめなのです。
料理を取ったら家族でカンパーイ。
山登りの後のビールはなんでこんなに美味しいんでしょ?
ついついビールが進みました。
ビールの種類が多くて、全制覇は無理でしたね。
14:50:リフトで下山〜めっちゃ楽〜
高尾山きっぷは片道のケーブルカー/リフト券がついているので(往復も設定あり)、リフトで降りました。
これが、めっちゃ楽。(当たり前)
木が茂っていて、眺望がイマイチなのは残念ですが。
高所が苦手な方は、勾配日本一のケーブルカーもあります。
15:15:高尾山口駅を出発、帰路に
15時過ぎに下山して、高尾山口駅に。
帰りもMt. TAKAOで帰路に着きます。
高尾山は車でもいけますが、京王線が楽で便利ですね。
まとめ
家族で夏の高尾山とビアマウントでした。
高尾山は手軽に登れて家族連れにピッタリ。
ビアマウントは大人も子どもも楽しめますし、何より登山の大きなご褒美になります。
Mt. TAKAOでの行き帰りも旅気分たっぷりですし、夏のおすすめルートです。
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