
エストニアの首都タリンは、中世の街並みがそのまま残る世界遺産の街。
石畳の道と赤い屋根が連なる旧市街は、まるで絵本の世界に迷い込んだような雰囲気です。
今回は、ガイドさんと巡る街歩き、ラエコヤ広場での食事、最終日の自由行動で訪れた人気レストランまで、タリンの魅力をたっぷり体験した内容をレポートします。
- 世界遺産タリン旧市街の観光ルートとおすすめスポット
- 石畳や坂道を歩いて実感したタリン観光の特徴と注意点
- ガイドと巡る街歩きやラエコヤ広場での食事体験
- 城壁や高台の展望台から見下ろす絶景と写真映えポイント
- 自由行動で訪れた人気レストラン「Rataskaevu 16」の魅力
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タリン旧市街の魅力

タリン旧市街は、世界遺産に登録されたコンパクトな街並みが魅力。
中世の建物や石畳の道が残り、どこを歩いても絵になる景色に出会えます。
ここでは実際に歩いて訪れた名所や印象的な風景をご紹介します。
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城壁の存在感

旧市街を囲む城壁はタリンの象徴。塔が点在し、要塞都市の雰囲気を今に伝えています。
外から見上げると迫力があり、とても印象的です。
私たちは城壁に沿ってぐるっと散歩しました。
こんな写真が色々なところで撮れて楽しいです。
高台の展望スポット〜コフトウッツァ展望台〜

コフトウッツァ展望台からは、赤い屋根が一面に広がる絶景が望めます。
遠くにはバルト海も見え、赤と青のコントラストが印象的。
観光客目当てに音楽を演奏する人や、お土産を売る露店などで賑わっています。
少し坂を上がっていく必要がありますが、記念撮影のスポットで写真映えするので、必ず行くことをお勧めします。
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ガイドと巡る街歩き
タリン初日は、18時ごろにホテルにチェックイン。
その後、ガイドさんに連れられて旧市街を効率よく回りました。
日照時間が長く、夜になるのが遅いので普通に回ることができたものの、アレキサンドル・ネフスキー聖堂の入場見学は翌日になりました。
アレキサンドル・ネフスキー聖堂

トームペアの丘にそびえる「アレキサンドル・ネフスキー聖堂」は、タリン旧市街を代表するランドマークです。
ロシア正教会の大聖堂として1900年に完成し、ロシア支配下にあった時代に建てられました。
特徴的なのは、玉ねぎ型の黒いドームと華やかな装飾。
外観は一目でわかる存在感があり、観光客が必ず足を止めるスポットです。
内部には色鮮やかなモザイクやイコン(聖像画)が飾られ、金色に輝く祭壇は息をのむほど荘厳な雰囲気に包まれています。
ガイドさんによれば、建設当時は「ロシアの力を示す象徴」として建てられたため、エストニア人の間では複雑な思いを抱く人もいたそうです。
しかし現在では、タリン観光に欠かせない美しい建築として広く親しまれています。
聖堂の前に立つと、そのスケールの大きさと装飾の細やかさに圧倒され、写真に収めずにはいられませんでした。
トームペア城

タリン旧市街の高台「トームペアの丘」に建つトームペア城は、13世紀に建設された要塞を起源とする建物です。
当時は騎士団の居城として使われ、その後も長い間エストニアの政治・軍事の中心地として機能してきました。
現在の城はピンク色の外観が印象的で、18世紀にロシア帝国の支配下で大きく改修された姿を今に伝えています。

城の北側には「のっぽのヘルマン」と呼ばれる塔がそびえ立ち、ここに掲げられるエストニア国旗は独立の象徴として国民にとって特別な意味を持っています。
丸っこい姿が可愛らしいですよね。
内部には現在、エストニア議会が置かれており、政治の中心としても活用されています。
外観を眺めるだけでも十分に歴史の重みを感じられ、隣接する展望スポットからは旧市街とバルト海を一望することができ、観光のハイライトのひとつになっています。
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ラエコヤ広場での食事

旧市街の中心ラエコヤ広場で散策は解散になりました。
ちょうど夕飯どき。
広場を囲むようにオープンテラスのレストランが並んでおり、どこに入ろうか悩みます。
入ったのはRESTORAN VANA TOOMAS。
エストニア料理が食べれるお店です。



まずはsakuビールで乾杯!
sakuは日本のビールに慣れている日本人の舌にとてもよく合っていて、すごく飲みやすく、どんだけでもいけます。
黒パンをガーリック風味で揚げたものはおつまみにぴったり。
これ、日本でも食べたいなぁ。
メインはお肉にしました。
お店の人は明るくて、とてもいい雰囲気。
メニューを指さしてオーダーできるので、英語が上手でなくても大丈夫です。
まるで絵のような景色を眺めながら食べる時間は、旅のハイライトのひとつになりました。
歩きやすさと街の特徴

ツアー資料には「歩く度2」と書かれていましたが、実際には石畳や坂道、階段が多く、それほど楽とは言えません。街はコンパクトで移動距離は短いのですが、休むところがたくさんあるかといえばそうでもなく。
カフェにいちいち入るのも面倒ですもん。
幸いなのは気候。
当日は30度を超えましたが、真夏の短い時期だけ。
夏でも涼しい気候で、体力を奪われることは少ないはず。(私が行った時は暑かった・・・)
元気に歩き回るためには、それなりの体力と脚力があった方がいいです。
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宿泊ホテルの立地と快適さ

タリンの宿泊先は
パーク イン バイ ラディソン メリトン カンファレンス & スパ ホテル タリン
旧市街から出てすぐのところにあり、アレクサンドル ネフスキー大聖堂から歩いて5分ほど。
街歩きには最高の立地です。
アレクサンドル ネフスキー大聖堂までは上り坂なのは仕方ないですね。

室内は必要十分な広さがあり、快適。



朝食ビュッフェはかなり充実しています。
ハムやチーズは種類豊富。
海が近いので魚もあり、野菜も豊富でした。
この6日間のツアー、ホテルは右肩上がりでよくなるので、最後の印象はとてもいいです。
自由行動で訪れた人気レストラン
ツアー最終日の自由時間には、日本から予約していた「Rataskaevu 16」でランチをいただきました。
詳細は以下の通りですが、お酒も少し頼んで二人で20,000円弱。
安くはないですが、素敵な建物、フレンドリーで気の利いた接客、もちろん美味しい料理たちで、大満足でした。
「タリンに行くなら外せない」
その評判に嘘はありません。
観光名所にもなっている建物

このレストランは料理の評価が高いだけでなく、建物自体が観光名所。
14世紀に建てられた家屋を改装した歴史的な建物で、外観からも古都の雰囲気が伝わってきます。
内部は温かみのあるインテリアで、落ち着いた雰囲気。
地元食材を活かした料理はどれも絶品で、旅の締めくくりにふさわしい時間となりました。
Rataskaevu 16の予約方法
こちらのレストランはかなり人気があり、事前に予約することをおすすめします。
予約サイトは、フィンランドのTable Onlineというところ
人数と日時を入れると、コースを選ばなくても予約ができます。
当日はランチで我々が入ったのは12時ぴったりの一番乗りでしたが、ひっきりなしにお客さんが入り、13時ごろには満席!
海外の知らないサイトでの予約は不安だと思いますが、ぜひチャレンジしてください。
絶品の料理たち

この度で何度か黒パンが出てきましたが、めちゃくちゃ美味しいか?と言われるとそうでもありませんでした。
でも、Rataskaevu 16の黒パンは違います。
ボソボソしてなくて、ふわふわもちもち。ケーキみたいな食感でぺろっといけます。

前菜は
freshly salted salmon(14.6ユーロ)
リガで食べれなかったイクラのリベンジです笑
新鮮なサーモンはめちゃくちゃ美味しく、ソースもよく合います。
これだけで満足しそう。


メインは、
妻はbraised elk roast(28.6ユーロ)
私はchef’s choice of pan-fried white fish(21.4ユーロ)
魚はふわふわで、ボリュームもあり満足。
鹿肉はしっかりした感じで、好きな人は好きな味でした。
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まとめ
タリンは、バルト三国ツアーの締めくくりにふさわしい街でした。
旧市街を囲む城壁や、展望台から見下ろす赤い屋根の絶景はまさに絵画のよう。
アレキサンドル・ネフスキー聖堂やトームペア城など歴史を感じる建物はもちろん、ラエコヤ広場での夕食や人気レストラン「Rataskaevu 16」でのランチなど、食の楽しみも充実していました。
石畳や坂道で歩きやすいとは言えない部分もありましたが、コンパクトな街並みで効率よく観光できるのがタリンの魅力。
ホテルの快適さも相まって、旅の最後を華やかに締めくくることができました。
次回はいよいよ最終回。
シリーズ第5回では、ツアー全体を振り返り「40代夫婦が参加して感じたバルト三国旅行の魅力」をまとめます。
現役世代やシニア世代、どちらにとっても役立つリアルな視点でお届けしますので、どうぞお楽しみに。
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